ブックメーカーで勝ちすぎる人が注意するべき規制と対策
ブックメーカーは実際に行われているスポーツ試合の結果や経済の動向を予想して賭けるため、簡単な予想から難しい予想まであります。
ただ、簡単な予想でもオッズは付くため、賭けて予想が当たると配当を得ることができます。例えば「1.05倍」という低オッズでも100万円賭けて予想が当たれば5万円の利益を得ることができます。このようなブックメーカーでは、あまりに勝ちすぎてブックメーカーアカウントの凍結や税制面に対して不安を持っているプレイヤーも少なくありません。
そこで本記事では、ブックメーカーで勝ちすぎた時に懸念される規制内容や原因、規制を回避するための対策を解説します。
ブックメーカーの仕組み
まずブックメーカーの仕組みについてですが、世界各地に「ブックメーカー」という、主にヨーロッパにおける世の中の出来事を幅広く賭けの対象にオッズを提供している会社が存在しています。スポーツにべっティングして行なうスポーツブックなどは、この「ブックメーカー」を通してギャンブルを行っています。
つまりブックメーカーとは日本のギャンブルで言う所の競馬のJRAや競艇のボートレース等に当たります。
ブックメーカーを通した賭けは「スポーツ」が最も多いですが、それだけに止まらず「スポーツ」以外にも「ノーベル賞」「大統領選挙」の結果についてもベットすることが可能で幅広く楽しまれています。
またブックメーカーの還元率は高く、それはオッズの付け方に理由があります。
ブックメーカーは日本の公営ギャンブルが採用する「パリミュチュエル方式」と違って、ブックメーカー方式を採用しています。ブックメーカーは胴元側(運営会社)も負けるリスクを負っており、高いオッズを付けることが可能です。つまりブックメーカでプレイすることはギャンブルというより、着実に利益を増やせる投資に近いもとも言えるのです。
ブックメーカーの詳細は「ブックメーカー完全解説| 日本向けブックメーカー情報」をご覧ください。
ブックメーカーで勝ちすぎると懸念される規制
ブックメーカーでは勝ちすぎる、または稼ぎすぎると規制が掛かる可能性が出てきます。
懸念される規制の3つを説明いたしますので、十分に注意しましょう。
懸念点1. マックスベット規制
まず1つ目はマックスベット規制です。
こちらは企業として利益を生まない、または損失を与える危険な利用者として認識され、大金を取られない為に、ベットの上限額を減らす規制の事。ブックメーカーも企業として利益をあげなければいけないという事から、勝ち続けるユーザーはマックスベット制限などの規制がかかってしまうのです。
もしこの規制が掛かった場合、賭け金を制限されるという規制が存在します。一定の賭け金を超えるとベットできなくなるため、小さい金額しか賭けられなくなるのです。
高額ベットはもちろんのこと、少し強めに賭けたいときにもベット規制によって賭けられないことも…
ブックメーカーにおいて短期的に稼ぐよりも長期的に稼ぎ続ける事が重要ですので、マックスベット規制は避けなければいけません。
懸念点2. キャッシュアウト規制
2つ目はキャッシュアウト規制です。
こちらはキャッシュアウトに関しての規制がかかること。とは言ってもキャッシュアウトができないからと言っても必ずしも規制にかかったわけではなく、キャッシュアウト規制になる場合は、低オッズ規制にかかった可能性があります。
低オッズ規制にあうとキャッシュアウト自体できなくなりますので注意が必要です。
懸念点3. アカウント凍結
3つ目はアカウント凍結になります。
こちらはその名の通り、アカウント自体が凍結されてしまう一番重い制裁のこと。アカウントが凍結されてしまうと、元に戻すことはほぼ不可能と言われています。
アカウントがまったく使えなくなった場合には、諦めて他のブックメーカーを利用するしか方法はありません。
ブックメーカーで勝ちすぎて規制される原因
ではその様な規制にあう原因について4つの理由を紹介いたします。
原因1. 低オッズに何度も高額ベットをする
まず1つ目の理由は低オッズに何度も高額ベットをするということ。
低いオッズはそれだけ「起こる確率が高い」ということなので、大抵の場合は賭けに勝つことができます。事前ベットでも1.01などの低いオッズが提供されることはよくありますし、ライブベットだと1.01を切るようなオッズも現れます。
つまり負けるリスクの低い、低オッズにばかり賭けて勝ち続けていると、マックスベット規制やキャッシュアウト規制などの対象になってしまいます。
特に注意が必要なパターンは、払い戻しの倍率1.01前後の選手にばかりベットしている場合。賭けるリスクに対して利益率があまりにも低いので、「マネーロンダリングをしているのでは?」と疑われる場合があります。
マネーロンダリングとは、違法行為から獲得したお金を様々な口座に移動させ、お金の出どころをわからなくする行為のこと。オッズが低くても当たれば「ブックメーカーで増やした」と言い訳できるため、危険視されているのです。
オッズの詳細は「ブックメーカーのオッズとは | オッズの決め方や見方を簡単解説」をご覧ください。
原因2. 複数端末で同時ログインする
2つ目の理由は例えば複数端末で同時ログインするということ。
アカウントは比較的カンタンに複数作れてしまうのですが、ブックメーカーは名前やメールアドレスなどの情報はもちろん、デバイスやIPアドレス、ベット傾向などユーザーのあらゆるデータを蓄積しています。
そのため、IPアドレスが一緒にも関わらず全く違う場所で同時刻にアクセスがあったりした場合、明らかに怪しいとバレてしまうのです。
IPアドレスの管理は簡単に掻い潜れないことと認識し、アカウントは共有して使わないようにしてください。
原因3. 頻繁に高額出金を繰り返す
3つ目の理由は頻繁に高額出金を繰り返すということ。
例えばアカウントに十分な資金があるのに何度も入金したり、高額出金を繰り返すと、マネーロンダリングや、ボーナスの乱用などが疑われ、規制・凍結の対象になります。
また頻繁に貯まった金額を出金する事で「ギャンブル依存性の可能性が高い」とも判断されやすいです。
出金は月に1回でも高頻度とみなされやすいので、早くても2ヶ月に1回程度の頻度が良いとされていますまた、出金するたびに手数料もかかってしまいます。少しでも損をしないためにも余計な出金は控えましょう。
原因4. アービトラージの疑い
4つ目の理由はアービトラージの疑いです。
アービトラージとはひとつのイベントに対して複数の結果に賭けることで、「どちらに賭けても100%利益が出る」つまり「ブックメーカー運営会社の間で生じる”オッズ差”を利用して利益を目指す」方法のこと。
例えばある試合…
ブックメーカーA:◯◯選手のオッズ2.5倍
ブックメーカーB:△△選手のオッズ2.5倍
というオッズがあるとします。ブックメーカー各社は同じ試合でもそれぞれ違った倍率のオッズを提供します。それ自体は普通の話ですが、オッズ差が極端になるとプレイヤーが絶対に稼げるという状況になります。
ブックメーカーA・Bでそれぞれの選手に同額を賭けると、どちらが勝っても利益が出る計算になり、これがアービトラージとなります。
複数のブックメーカーサイトを利用してアービトラージをする行為は確実に勝てる方法ではありますが、多くのブックメーカーがアービトラージを禁止しており、アカウント凍結や最大ベット額の制限など、大きなペナルティを受ける可能性があります。
アービートラージの詳細は「アービートラージの仕組みとは?最強のブックメーカー必勝法」をご覧ください。
ブックメーカーの規制を回避する対策
ではこのような規制を回避する対策として3つご紹介します。
対策1. 一度の高額ベットは避ける
まず 一度の高額ベットは避けましょう。
賭ける金額や獲得する金額が20万円以上のような大金のベット・獲得を連続して行うと「ギャンブル依存性の傾向がある」と判断され目をつけられやすいのです。
また、凍結には至らなくても、賭ける金額に規制がかかるマックスベット規制になってしまう場合もあります。1度、規制がかかると賭けられる金額が数100円だけなどになってしまうため、増やせる金額も少額になってしまいます。
ギャンブル依存性に関して、運営側はユーザーが生活に支障を来すほどのお金をベットして、生活に支障をきたさないよう日々監視をしています。
生活困難になるほどのギャンブル依存症のユーザーが増えれば、ブックメーカーサイトは社会的にも危険な存在とみなされ存続ができなくなってしまいます。
毎回一定の金額をベットして1回で大金を稼ぐのではなく、地道にコツコツ積み上げていくように利用するよう心がけましょう。
対策2. プロモやアンケートは積極的に参加する
次にプロモやアンケートは積極的に参加すということ。
例えば長時間ブックメーカーを利用した時などはアンケートに回答してほしいという表示が出てきます。これはギャンブル依存症対策の一環として、ランダムでアンケートが出されています。このアンケートに回答しないとベットすることができないので、必ず回答しましょう。
賭ける回数や的中回数が多いユーザーほどアンケートへの回答を求められる可能性が高いと言われています。
ただアンケートが英語の場合、わからないまま適当に答えてギャンブル依存症と判断されてしまうと、最悪の場合は永久にアカウントが凍結されてしまうので、決して適当に回答しない様にして下さいね。
対策3. 規約を確認してルールを厳守する
次に規約を確認してルールを厳守するということ。
基本的な内容に聞こえてしまうかもしれませんが、まずは各ブックメーカーが設けている利用規約に違反しないことが大切なのです。
アカウント規制や凍結された際に「利用規約を知らなかった」というのは通用しません。
理由が明かされることはないとはいえ、しっかりと利用規約を読んで「何がOKで何がダメなのか?」という内容を把握しておきましょう。
ブックメーカーによっても利用規約の内容は微妙に異なります。新しくブックメーカーでアカウントを作るときには、そのブックメーカーの利用規約を必ず確認してくださいね。
もし利用規約を読んで、疑問に思ったところやわからない部分はサポートに問い合わせて明確にしておくことも大切です。
ブックメーカーで勝ちすぎる人の注意と対策まとめ
本記事ではブックメーカーではブックメーカーで勝ちすぎる人が注意するべき規制と対策について、懸念される規制・規制される原因、そして規制を回避する対策について紹介してきました。
もし一度アカウントが凍結されると復帰はほぼ不可能となりますし、マックスベット規制なども利益がグンと下がってしまいます。規制に掛からないためにも、稼ぎすぎずに時間をかけて少しずつ賭ける金額を増やしていく事が安全です。
ブックメーカーサイトが健全なサービスとして利用し続けられるように、規約を守って楽しくブックメーカーでプレイを行っていきましょう。
おすすめブックメーカー
PINNACLE
ピナクルは規制がない唯一のブックメーカーです。低ベットで複数のベットを行っても、マイナーな試合ばかりに賭けを行ってもベットに規制がかけられることがありません。しかし、一度賭けを行ったベットのキャンセルをすることができなかったり、入金額の3倍以上を賭けないと出金ができないといった規制もあるので、そういった特性を理解した上で、ピナクルでの賭けを行うようにしましょう。
Bet365
Bet365は世界で最もプレイヤーが多いブックメーカーのひとつです。スポーツベットだけではなく、オンラインカジノのゲームも充実しているので、どちらもバランスよく楽しむことができます。ワールドカップや日本チームの活躍が予想される大会などでは、独自のキャンペーンも随時オファーしているので、二倍三倍で楽しむことができます。またストリーミング配信の中継を見ながらベットが出来る試合も多数用意されています。
Sportsbet.io
Sportsbet.ioは仮想通貨に特化したスポーツブックで、日本円でも対応をしているために、日本プレイヤーには大変利用しやすいブックメーカーとなっています。また完全に日本語サポーターが24時間体制で対応をしてくれるので、なにか問題が起きた時も安心です。出金の速さにも定評があり、勝ちが続いても規制がされないといったいい評判が多く、メインのブックメーカーとして利用し続けることができそうです。
Stake
Stakeカジノは日本語への対応はまだ100%ではありませんが、日本マーケットへ参入が始まってから知名度は一気に広がりました。というのも、総合格闘技団体(UFC)のオフィシャルスポンサーであり、格闘技のリングなどにそのブランド名が載っているため、目にする機会が多いというのも理由のひとつです。また、仮想通貨特化型のスポーツブックであるために、本人確認のための書類提出をすることなく遊び続けることが利点のひとつです。また試合のストリーミング配信やチャット機能なども充実しており、プレイヤー同士で会話を楽しむことが出来ます。
William Hill
ウィリアムヒルはイギリス最大のスポーツブックで、その知名度と社会的信用度はとても高く、運営元の会社はロンドンの証券取引所に上場をしています。日本語にも対応をしており、カジノ、ライブカジノも提供しいてるスポーツブックであり、どちらも楽しむことが出来ます。日本円でもベットができますが、入出金の方法が他のブックメーカーと比較すると少ない点がデメリットかもしれません。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長