ブックメーカーの還元率をもとに儲かる仕組みを徹底解説
ブックメーカーで稼ぎたい人が必ず知っておくべき、還元率の基礎知識を詳しく解説します。
戦略的にブックメーカーを活用する人にとって非常に重要とある指標が「還元率」。
これは簡単に言うと、プレイヤーがどれくらい儲かるかを示しています。全てのギャンブルや投資には必ず還元率が定められており、それによってベット総額の何パーセントをプレイヤーに払い戻すかを決めています。
例えば、ジャンボ宝くじの還元率は約45%なので、仮に10億円の購入があれば4億5千万円は購入者に戻し、残りを運営側が取るという仕組みです。ブックメーカーは様々なオッズがあり、各々のオッズで期待値も変わります。
ブックメーカーの還元率とは
還元率とは、1試合に対して、プレーイヤーに払い戻される確率、割合のこと。
つまりそのギャンブルを運営する側(胴元)が、プレイヤー全体から集めた賭け金から払い戻す割合を示すものになります。ペイアウト率とも呼ばれます。
ブックメーカーは他の賭け事と比べても還元率が高く、稼ぎやすいのが特徴。
還元率と一緒に聞く事も多い排除率との関係性や、他のギャンブルとブックメーカーの還元率の違いについて解説致します。
ブックメーカーの詳細は「ブックメーカー完全解説| 日本向けブックメーカー情報」をご覧ください。
還元率と控除率の関係性
まず控除率と還元率の関係性についてです。
控除率は還元率と反対で「運営側の目線で賭け金総額からどれだけ回収するかの割合」を意味しています。控除率はハウスエッジとも呼ばれ、運営側の人件費・設備費等の経費に回されます。競馬のJRAやパチンコ屋が運営できるのも、このハウスエッジがあってこそ。
還元率+控除率=100%となるため、ハウスエッジが低い=つまり還元率が高ければ、プレーヤーが勝つ確率も高くなるのです。
例えば還元率が60%なら、控除率は40%です。集まった賭け金総額が100万円だったとすると、60%の60万円がプレイヤー側に戻ってきて、40%の40万円は運営側の取り分となります。そしてその40万円が人件費や諸々の運営コストとして使われ、残りが儲け分となるのです。
ブックメーカーの還元率を比較
次に他のギャンブルとブックメーカーの還元率の違いについてです。
ブックメーカーの還元率は約95%~98%と高いと言われています。この還元率の高さがわかる様に、他のギャンブルとの比較をまとめた表がこちらです。
ギャンブル名 | 還元率 |
---|---|
ブックメーカー | 95%~98% |
競馬 | 70〜80% |
パチンコ・パチスロ | 80%~85% |
競艇 | 75% |
オートレース | 75% |
宝くじ | 45.7% |
宝くじの場合の還元率は45.7%、競艇や競馬などの公営ギャンブルの場合は約75%前後の還元率ですが、ブックメーカーの95%~98%は非常に高い還元率なのです。
ただし、還元率とは、あくまでも全体で見た時の払い戻しの割合であって、95%以上の資金の払い戻しを保証したものではないということに注意しておきましょう。
儲けに対する還元率の影響
ご説明した通り、還元率と排除率の関係により、運営側の取り分が少なければ還元率は高くなる=プレーヤーが勝つ確率も高くなります。その為、ブックメーカーで賭けを行うならば、還元率は重要視しなくてはなりません。
では、還元率が高ければ確実に儲かるのか?というと、そうではありません。
これについて還元率の仕組みと合わせて解説致します。
還元率100%以下は最終赤字
ブックメーカーの95%~98%は非常に高い還元率ですが、最終的に還元率が100%以下は赤字となります。
これはブックメーカーなどのギャンブルには必勝法というものが存在し、その必勝法は100%ではない事と繋がります。
100%ではない理由について説明するにあたり、コインを投げて表裏を予想する「トスコイン」が分かりやすく、こちらを使用して説明致します。
トスコインを行なった時、コインを投げて表が出る確率も裏が出る確率も両方50%です。これをブックメーカーのオッズに換算すると『1 ÷ 0.5(50%) = 2倍』となり、還元率が100%の状態となります。
そしてもし1万円ずつ表に賭けた人と裏に賭けた人がいた場合、結果が表であれば表に賭けた人が賭け金×2倍の2万円を受け取り、裏に賭けた人の元にはお金は戻りません。そしてトスコインを開催した「胴元」には1円も残りらず、無償でコインを投げる続けるだけになります。
しかし、もしこのオッズが2倍から1.8倍になると事情は一変。表に賭けた人・裏に賭けた人、いずれが勝ったとしても2万円ではなく1万円×1.8倍の18,000円しか戻らず、浮いた2,000円は開催した胴元に戻るのです。この状態は、還元率が90%・控除率は10%ということです。
そしてもしオッズが1.5倍になれば、勝利時の配当は15,000円となり、5,000円が胴元にいきます。
このコイントスの例えからわかる様に、結果が起きる確率とオッズが一定のギャンブルの場合は、還元率が100%以下になっていると勝ち負けを繰り返しながら胴元にお金が戻っていき、参加者の資金は徐々に減っていくのです。
つまり一般的なギャンブルでは還元率とオッズは一致しません。
このため当たったもジワジワと胴元にお金を払っている事になり、やり続けることで損をしますので、ブックメーカーで勝ち越すには、その差分以上に勝つしかありません。
そのため、還元率の高いギャンブルを選ぶ方が圧倒的に有利なのです。
オッズの仕組みや詳細は「ブックメーカーのオッズとは | オッズの決め方や見方を簡単解説」をご覧ください。
還元率は全てのギャンブルに共通した仕組み
ギャンブルによって還元率が違ってきますが、そもそもギャンブル自体の仕組みがぜんぜん違ってきます。けれども仕組みは全てに共通しています。
還元率が低いほど「プレイヤー全体に戻るお金が少なくなる = 当たる確率が低い・もしくは当たった時の配当が少ない」ことになります。
具体的な例を挙げると、日本の公営競技である(競馬・競艇・競輪・オートレース)などは還元率70~80%と法律で定められており、主催者であるJRA(中央競馬)やJKA(オートレース)、各地方自治体(競艇・競輪)の控除率は20%~30%となります。
例えば2016年に行われた競馬の有馬記念は総額449億円の投票がありました。競馬の還元率を平均の75%とすると449億円の75% にあたる約337億円が投票したプレイヤーたちに戻され、25%にあたる約112億円がJRAの取り分となっています。
主催者がいるギャンブルはすべて、運営を維持するために何らかの形で一定の金額が控除される仕組みになっているので、基本的には『投票総額 > 払戻総額』という構図になる様、設定されてるのです。
還元率に差が出る要因
ではなぜ還元率に差が出るのか、という点について要因を3つ解説致します。
還元率は各ブックメーカーで異なる
1つ目は還元率は各ブックメーカーで異なる点についてです。
ブックメーカー全体の還元率は95%~98%と紹介しましたが、ブックメーカーのサイトごとにそれぞれ還元率は異なります。同じ賭け方でもブックメーカーごとに差が出るということ。
例えばブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」でサッカーのプレミアリーグ2018/19シーズンの「アーセナルvsバーンリー戦」に対して発表されていたものは、還元率は「94.966%」でした。
しかし同じ試合に対してPinnacle(ピナクル)が用意していたオッズはマネーライン(勝敗予想)の3つの数字で計算すると、「96.652%」でした。ウィリアムヒルとピナクル、オッズをチェックしたのは同じタイミングにも関わらず、96.652%−94.966=1.686%の差が出ていたのです。
同じ賭けであっても、サイトによって「オッズが違う=還元率も異なる」ことを覚えておきましょう。
還元率は賭け方の種類で異なる
次に、還元率は賭け方の種類で異なるということ。マーケットによって違いがあります。
例えば以前、プロ野球のオリックスvsソフトバンクという試合の「勝敗予想(マネーライン)」のオッズは「オリックス 2.45倍 / ソフトバンク 1.51倍」で、還元率は93.422%でした。
そして「ハンデをつけた勝敗予想」「オリックス +1.5 1.86倍 / ソフトバンク -1.5 1.90倍」で還元率は93.989%。この数字から、わずか0.5%程度ですが賭け方によって変わってくる事がわかります。
ベットタイミングで異なる
3点目は同じブックメーカーの同じ賭け方でもベットタイミングで異なるという点。
それはオッズは随時変わるものなので、同じサイト内でもタイミングによって還元率は動くからです。
例えば、賭けっこリンリンで2018年に行われたサッカーのクラブワールドカップの鹿島アントラーズvsレアル・マドリー戦の試合のオッズは開始20分前に93.822%でした。しかし試合数日前は91.632%だったのです。つまり数日間で2%ほど上昇したことに。
この様にベットタイミングによっても還元率は変わってきます。
還元率の計算方法
では、表示されているオッズからどの様に還元率を計算すればいいのか?という点について、計算方法について紹介致します。
ブックメーカーの還元率の計算例
ブックメーカーにおいては、膨大な賭け方が用意されており、その賭け方によっては還元率が100%を超えるような場合も出てきます。
そんな還元率を算出する場合の計算式は、以下になります。
還元率=1/(各オッズの逆数の和)×100
例えばAとB2つのチームの試合結果を賭けるオッズが下記の様に設定されてたとします。
Aチームの勝利:8倍
Bチームの勝利:1倍
引き分け:6倍
この試合における還元率を計算すると、
還元率=1/(1/2.8+1/2.6+1/3.1)×100=1/(0.36+0.38+0.32)×100=1/106×100≒94
上記のようなオッズが提示されている場合には、還元率が94%に計算できるということになるのです。
還元率の高いブックメーカー例
ブックメーカーのサイトごとにそれぞれ還元率は異なると紹介いたしました。
還元率の大きさはオッズの大きさともリンクしており、有利なオッズを提供しているブックメーカーほど、還元率も高く設定されています。
そこで、還元率の高いブックメーカーとしておすすめは「bet365」と「sportbet.io」になります。高いオッズを提供しているので、他のブックメーカーと同じリスクで、より大きなリターンが期待できるでしょう。
還元率No1. bet365
「bet365」は世界最大級のブックメーカーの一つ。2001年の創業から、わずか20年余りで全世界合わせて4,500万人以上の顧客を抱えたキング・オブ・ブックメーカーです。
世界中のスポーツに賭けたり、同じアカウントからカジノゲームをしたりすることができます。過去には、英国プレミアリーグの古豪・ストークシティのスポンサーを務めたこともあり、欧州では抜群の知名度を誇ります。
サイトの使い勝手、ひとつの試合で1000種類以上のオッズを提供するなど賭けの種類の多さ、ライブストリーミング配信が見れること、そしてサイトの使い勝手の良さなど、どれをとっても最高レベルのブックメーカー。
一度でも入金すれば世界中のスポーツを永久に無料で視聴することができるのも大きな魅力。
還元率No2. sportbet.io
「sportsbet.io」は、2016年に設立されオランダ領キュラソーに本社を置く世界初の「ビットコイン専門」のスポーツブックメーカー。投資としても人気のあるビットコインやイーサリアムなど仮想通貨での入出金が可能で直接仮想通貨で賭けることもできるので、使用者にはおすすめ。
仮想通貨が使える数少ないブックメーカーなのです。
仮想通貨をサイト内で購入できたりと、スポーツベットアイオーならではのサービスがあります。日本向けのプロモーションも頻繁に行っておりサポートも充実しているため初心者から上級者まで幅広い層に支持されているブックメーカーです。
ブックメーカーの還元率まとめ
今回の記事では還元率と控除率の関係性や儲けに対する還元率の影響について、還元率に差が出る要因や計算方法とおすすめのブックメーカーについて紹介してきました。
ブックメーカーにおける還元率について儲かる仕組みを理解していくことで、さらに勝率を高め、着実に利益を積み重ねていくことができるようになるはずです。
ほとんどのブックメーカーは、公式サイトにおいて還元率を公開していますので少しでも稼ぎやすいブックメーカーを選びたいと考えている方は、還元率を一つの判断基準としてみるのもいいかもしれません。
還元率が高いブックメーカーほど、有利なオッズを提供している傾向にあります。
できるだけ高い還元率を誇るブックメーカーやスポーツで賭けていき、勝率を高めていきましょう。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長