ポーカーの実践に役立つ確率戦略と手役の段階的な出現確率
難しい確率計算は割愛して、ポーカー全般に共通する役(ハンド)の確率や、テキサスホールデムで使われる確率などを分かりやすく解説します。
世界中の競技人口1億人を超える人気カジノゲーム「ポーカー」の戦略を考える上で確率は必須知識となります。
ポーカーの確率と言っても10種類の役が揃う確率やポケットペアが揃う確率、特定のハンドが得られる確率など様々な確率があり、全てを把握するのは困難かと思います。
そこで、まずは世界で最も人気の高いテキサスホールデムの確率を頭に入れておくことをおすすめします。テキサスホールデムの主要な確率を覚えておけば、他のポーカーにも簡単に応用することができます。
ポーカーの確率を計算するための基礎知識
基礎知識として知っておくべき事は、ポーカーで使用するトランプの種類が52種 (13×4) という事です。
そして、52種類の中から5種類のカードで役を作るのがポーカーですが、ポーカーには非常に多くの種類があります。
我々日本人が言う「ポーカー」とは、多くの場合は「ドローポーカー」を指しています。
また、世界で最も主流な「テキサスホールデム」は、プリフロップ(最初の段階)で各プレイヤーへ2枚ずつカードが配られて、次のフロップで3枚のカードがコミュニティーにオープンされます。
そして次のターンで4枚目、最後のリバーで5枚目のカードが順にコミュニティーへオープンされていきます。
最終的には自分の手札2枚と5枚のコミュニティカードの中から好きな3枚のカードを選んで計5枚で役を作ります。
ここまでで分かるようにフロップ段階で各役の揃う確率とリバー段階で各役の揃う確率は異なります。
従って、本記事では「フロップ」と「リバー」で各役の揃う確率を解説していきます。確率を算出する上で各パターンの全通りの数が必要ですので、下記に求めておきます。
フロップ段階の全通り数:52C5=2,598,960通り
リバー段階の全通り数:52C7=133,784,560通り
ポーカーの種類を詳しく知りたいかたは「ポーカーの基礎 | 代表的なポーカーの種類や特徴を解説」を参考にしてみて下さい。
ポーカーの段階的な役の出現確率
次にポーカーの役を一覧にしました。それぞれの役におけるフロップ・リバー段階での出現確率を理解し、次のアクションに繋げましょう。
ポーカーをする上でフロップ段階での確率は相手の役を考える際に知っておくべき事であり、自分のアクションを決める際はリバー段階での出現確率を知っておく事が重要です。
実際のゲームの中では、フロップ段階のハンドで「ストレートを狙うべきかフラッシュを狙うべきか」などの選択に迫られた際に出現確率を知っていると次の最適なアクションに繋げる事が出来ます。
ここからは各役の出現確率について詳しく解説していきますが、前提として、
フロップ段階でのハンドの組み合わせは2,598,960通り、リバー段階では133,784,562通りあります。
ロイヤルストレートフラッシュの出現確率
ロイヤルストレートフラッシュは、ポーカーで最も揃う確率の低い役(最も強い役)です。
この役は「♦(ダイヤ)」「♠(スペード)」「♣(クラブ)」「♥(ハート)」の同じマークかつ、10、J、Q、K、Aの連続した数字で構成されます。
ロイヤルストレートフラッシュは各スートごとに1種類ずつしか出現しない為、全通りを合わせて4通りですので、
「フロップ段階でのロイヤルストレートフラッシュの出現確率は、4通り÷2,598,960通り=0.000154%」
「リバー段階でのハンドの種類は4,324通りあり、確率は0.0032%」となります。
ロイヤルストレートフラッシュはシンプルに 『ロイヤル』 + 『ストレート』 + 『フラッシュ』 と分けて考えると覚えやすいです。
ロイヤルは上から強い順番に5種類という事です。
ポーカーのゲームにおいてはAが最も強いカードとなる為、ロイヤルはハンドの中が 『A』 『K』 『Q』 『J』 『10』 の5種類で構成される事になります。
ですので、ロイヤルストレートフラッシュは、この5種類で構成される 『ストレート』 + 『フラッシュ』という事です。ストレートとフラッシュは後述しておりますので、そちらを確認下さい。
ストレートフラッシュの出現確率
ストレートフラッシュは、ポーカーで2番目に揃う確率の低い役(2番目に強い役)です。
この役は全て同じマークかつ、連続した5つの数字で構成されます。
ストレートフラッシュは各スートごとに9種類ずつ組み合わせが存在するため全部で36通りですので、
「フロップ段階でのストレートフラッシュの出現確率は、36通り÷2,598,960通り=0.00139%」
「リバー段階でのハンドの種類は37,260通りあり、確率は0.0279%」となります。
ストレートフラッシュを構成する5種類以外での『ストレート』 + 『フラッシュ』の事です。
ストレートフラッシュが2名以上の勝敗
ストレートと同じで、「連続する5枚のカードの最も大きい数字のカード」で判断します。
フォーカードの出現確率
フォーカードは、ポーカーで3番目に揃う確率の低い役(3番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドのうち、4枚が同じ数字で構成されます。あとマークや残り1枚は何でも結構です。
フォーカードは各スートごとに156種類ずつ組み合わせが存在する為、全部で624通りですので、
「フロップ段階でのフォーカードの出現確率は、624通り÷2,598,960通り=0.0024%」
「リバー段階でのハンドの種類は224,848通りあり、確率は0.02%」となります。
フォーカードは、別名「クワッズ (quads)」などとも呼ばれ、十分に勝ちが見込めるハンドです。
フォーカードが2名以上の勝敗
フォーカードが2名以上いた場合は、「4枚のカードの数字で」で判断します。揃っている4枚の数字が大きい人が勝ちとなります。
但しポーカーでは「A(エース)」が最強のカードとなりますので、「K」の4枚より「A」の4枚のほうが強いことになります。
フルハウスの出現確率
フルハウスは、ポーカーで4番目に揃う確率の低い役(4番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドのうち、同じ数字のカードが3枚+同じ数字のカードが2枚で構成されます。マークは何でも結構です。
フルハウスは全部で3,744種類ですので、
「フロップ段階でのフルハウスの出現確率は、3,744通り/2,598,960通り=0.14%」
「リバー段階でのハンドの種類は3,473,184通りあり、確率は2.60%」となります。
ポーカーでは、同じ数字のカードが3枚揃うことを「スリーカード」、同じ数字のカードが2枚揃うことを「ワンペア」と言いますので、フルハウスは、スリーカードとワンペアの組み合わせになります。
フルハウスが2名以上の勝敗
フルハウスが2名以上いた場合は、①の方法で判断します。①が同等の場合には②で判断します。
スリーカードを構成する数字の大小:例) 「3,3,3」より「5,5,5」のスリーカードが勝ち。
ワンペアを構成する数字の大小:例) 「4,4」より「9,9」のワンペアが勝ち。
フラッシュの出現確率
フラッシュは、ポーカーで5番目に揃う確率の低い役(5番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドが全て同じマークで構成されます。数字は何でも結構です。
フラッシュは各スートごとに1,277種類ずつ組み合わせが存在する為、全5,108通りですので、
「フロップ段階でのフラッシュの出現確率は、5,108通り÷2,598,960通り=0.20%」
「リバー段階でのハンドの種類4,047,644通りあり、確率は3.03%」となります。
このフラッシュあたりから1日一回程度は出現する役になってきます。確率から見ても500ゲームに1回程度はフロップ段階で揃うことになり、リバーまでいけば33ゲームに一回程度は揃う確率の役です。
フラッシュが2名以上の勝敗
フラッシュが2名以上いた場合は、5枚のカードのなかで最も大きい数字の1枚を比較して、勝敗を決めます。すわなち、「10, 10, J, Q, Q」より「2、3、3、4、K」のほうが強いことになります。
ストレートの出現確率
ストレートは、ポーカーで6番目に揃う確率の低い役(6番目に強い役)です。
この役は5枚のカードが連続する5つの数字で構成されます。マークは何でも結構です。
ストレートの組み合わせは全部で10,200通りですので、
「フロップ段階でのストレートの出現確率は、10,200通り÷2,598,960通り=0.39%」
「リバー段階でのハンドの種類は6,180,020通りあり、確率は4.60%」となります。
ストレートで注意が必要なのは、「K」と「A」を含む連番です。この場合には、「A」が連番の最後のカードにならなくてはいけません。
例えば、「10, J, Q, K, A」はストレートとなりますが、「Q, K, A, 2, 3」はストレートとして認められません。
ストレートが2名以上の勝敗
ストレートが2名以上いた場合は、5枚のハンドの連番で最も大きい数字のカードで勝負します。勝敗の判断方法はフラッシュと似ています。
スリーカードの出現確率
スリーカードは、ポーカーで7番目に揃う確率の低い役(7番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドのなかで、3枚が同じ数字で構成されます。マークや他2枚のカードは何でも結構です。
スリーカードの組み合わせは全部で54,912通りですので、
「フロップ段階でのスリーカードの出現確率は、54,912通り÷2,598,960通り=2.11%」
「リバー段階でのハンドの種類は6,461,620通りあり、確率は4.80%」となります。
スリーカードは、別名「Three of a Kind」と言われます。オンラインカジノなどで外国人ディーラーの話を聞いていると、この言葉が出てきますので覚えておきましょう。
スリーカードが2名以上の勝敗
ストレートが2名以上いた場合は、①の方法で判断します。①が同等の場合には②で判断します。②が同等の場合には③で判断します。
スリーカードを構成する数字の大きさで比較:例) 「3,3,3」より「5,5,5」のスリーカードが勝ち
残り2枚のうち数字が大きいほうのカードで比較:例) 「6」より「10」のサイドカードが勝ち
残り2枚のうち数字が小さいほうのカードで比較:例) 「3」より「5」のサイドカードが勝ち
ツーペアの出現確率
ツーペアは、ポーカーで8番目に揃う確率の低い役(8番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドのなかで、同じ数字のペアが2組で構成されます。マークや他1枚のカードは何でも結構です。
ツーペアの組み合わせは全部で123,552通りですので、
「フロップ段階でのツーペアの出現確率は、123,552通り÷2,598,960通り=4.75%」
「リバー段階でのハンドの種類は31,433,400通りあり、確率は23.50%」となります。
ツーペアそのものはあまり強くないハンドとなりますが、残り1枚のサイドカードがどちらかのペアの数字と同じになれば、フルハウスのハンドとなるので、ツーペアが揃った時点でフルハウスを狙っていきます。
ツーペアが2名以上の勝敗
ツーペアが2名以上いた場合は、①の方法で判断します。①が同等の場合には②で判断します。②が同等の場合には③で判断します。
ペアを構成する数字の大きいほうで比較:例) 「3,3」より「5,5」のペアが勝ち
ペアを構成する数字の小さいほうで比較:例) 「2」より「3」のペアが勝ち
残り1枚のカードの数字で比較:例) 「3」より「5」のサイドカードが勝ち
ワンペアの出現確率
ワンペアは、ポーカーで9番目に揃う確率の低い役(9番目に強い役)です。
この役は5枚のハンドのなかで、同じ数字のペアが1組で構成されます。マークや他3枚のカードは何でも結構です。
ワンペアの組み合わせは全部で1,098,240通りですので、
「フロップ段階でのワンペアの出現確率は、1,098,240通り÷2,598,960通り=42.30%」
「リバー段階でのハンドの種類は58,627,800通りあり、確率は43.82%」となります。
ワンペアのハンドは出現確率も高いので、実践ではワンペアで勝負してもなかなか勝てない場合が多いです。
ワンペアが2名以上の勝敗
ワンペアが2名以上いた場合は、①の方法で判断します。①が同等の場合には②で判断します。②が同等の場合には③で判断します。
ペアを構成する数字の大きさで比較:例) 「9,9」より「A,A」のペアが勝ち
残り3枚で最も数字が大きいカードで比較:例) 「6」より「9」のサイドカードが勝ち
残り3枚で2番目に大きい数字のカードで比較:例) 「10」より「J」のサイドカードが勝ち
ここまでで勝負がつなないことは、まずあり得ませんが万一③でも同等ならハンドの一番小さい数字で比較します。
ハイカードの出現確率
ハイカードは、ポーカーで10番目に揃う確率の低い役(最も弱い役)です。
この役は5枚のハンドのなかで、数字もマークも全てがバラバラの組み合わせです。
ワンペアの組み合わせは全部で1,098,240通りですので、
「フロップ段階でのハイカードの出現確率は、1,098,240通り÷2,598,960通り=50.01%」
「リバー段階でのハンドの種類は23,294,460通りあり、確率は17.40%」となります。
ハイカードではフロップ、ターン、リバーへ進むに連れて出現確率は下がっていきます。何も揃えれないほうが難しくなっていくということです。ハイカードでは、普通に勝負すると負けますがプロポーカーなどはハイカードでも心理戦を利用して勝負に出る人もいるようです。初心者の場合はハイカードの時点で諦めてしまいますよね。
ハイカードが2名以上の勝敗
ワンペアが2名以上いた場合は、最も大きい数字のカードから順番に勝負していきます。
スターティングハンドが改善する確率
テキサスホールデムでプレイヤーに配られる最初の2枚からフロップ、ターン、リバーのそれぞれの段階で現状のハンドが改善する確率を何種類かの例で解説します。
計算式は複雑になりますので、ここでは割愛させて頂きます。
では、フロップから解説から見ていきましょう。
フロップでハンドが改善する確率
テキサスホールデムにおいて、最初に配られた2枚のカード(スターティングハンド)を基準として、
まず始めにディーラーが3枚のカードをコミュニティに配った時点(フロップ)でプレイヤーのスターティングハンドが改善する確率を解説します。
この確率を頭に入れておくことで次の最適なアクションが取れるようになります。
2枚の数字もマークも異なる場合
スターティングハンドで配られる2枚のカードの数字もマークも異なる場合にフロップで狙うのは「ワンペア」か「ツーペア」です。
ワンペアの揃う確率:32.4%
ツーペアの揃う確率:2.0%
2枚の数字がペア(ポケットペア)の場合
スターティングハンドで配られる2枚のカードがペアになっている場合にフロップで狙うのは「スリーカード」や「フルハウス」などです。
スリーカードの揃う確率:11.8%
フルハウスの揃う確率:0.73%
フォーカードの揃う確率:0.24%
2枚のマークが同じ(ステッド)場合
スターティングハンドで配られる2枚のカードのマークが同じ場合にフロップで狙うのは「フラッシュ」などです。
フラッシュの揃う確率:0.84%
ターンでハンドが改善する確率
フロップでディーラーがコミュニティーに3枚のカードを引いたあと、
4枚目を引くターンの段階でハンドが改善する確率を解説します。
5枚の数字もマークも異なる場合
スターティングハンドで配られる2枚とフロップで引かれる3枚のカードの数字もマークも異なる場合に、ターンでワンペアの揃う確率。
ワンペアの揃う確率:12.8%
ワンペアの場合
スターティングハンドで配られる2枚とフロップで引かれる3枚でワンペアのハンドができているときに、ターンでスリーカードが揃う確率。
スリーカードの揃う確率:12.8%
ツーペアの場合
スターティングハンドで配られる2枚とフロップで引かれる3枚でツーペアのハンドができているときに、ターンでフルハウスが揃う確率。
フルハウスの揃う確率:8.5%
スリーカードの場合
スターティングハンドで配られる2枚とフロップで引かれる3枚でスリーカードのハンドができているときに、ターンでフォーカードが揃う確率。
フォーカードの揃う確率:2.1%
リバーでハンドが改善する確率
最終ラウンドでディーラーが5枚目のカードをコミュニティーに配る時(リバー)で現状のハンドが改善する確率を解説します。
6枚の数字もマークも異なる場合
スターティングハンドで配られる2枚とターンまでで引かれる4枚のカードの数字もマークも異なる場合に、リバーでワンペアの揃う確率。
ワンペアの揃う確率:13.0%
ワンペアの場合
スターティングハンドで配られる2枚とターンまでで引かれる4枚のカードがワンペアの場合に、リバーでスリーカードの揃う確率。
スリーカードの揃う確率:4.3%
ツーペアの場合
スターティングハンドで配られる2枚とターンまでで引かれる4枚のカードがツーペアの場合に、リバーでフルハウスの揃う確率。
フルハウスの揃う確率:8.7%
スリーカードの場合
スターティングハンドで配られる2枚とターンまでで引かれる4枚のカードがスリーカードの場合に、リバーでフォーカードが揃う確率。
フォーカードの揃う確率:2.2%
フロップからリバーでハンドが改善する確率
第2ラウンドから最終ラウンドまでゲームが進行した場合のハンドが改善される確率について解説します。
ワンペアの場合
フロップ段階でワンペアが成立していた場合、
ワンペアからスリーカードに改善する確率は8.4%、ワンペアからフォーカードに改善する確率は0.09%となっています。
ツーペアの場合
次にフロップ段階でツーペアが成立していた場合、ツーペアからフルハウスに改善する確率は17%となっています。
スリーカードの場合
フロップ段階でスリーカードが成立していた場合、
それだけでも十分な好ハンドですが、これがフォーカードに改善する確率は4.3%です。
フラッシュドローの場合
フラッシュドローとは同じマークのカードが4種類揃っており、あと1枚同じマークのカードが来ればフラッシュが成立する状態を指します。
フロップ段階でフラッシュドローであった場合、フラッシュに改善する確率は35%です。
ポケットペアとオーバーカードの確率
テキサスホールデムをやる始めると気になるのが「最初にポケットペアがきた場合、どの程度まで強気にプレイしたらよいか分からない」という事だと思います。
そのようなシーンでどのように判断すればよいかについて解説します。
まず始めに言葉の説明です。
ポケットペアとは、一番最初に配られた2枚が「♢8・♡8」のようなペアである事を指します。
また、オーバーカードとは、テーブルに配られているカードの中で1番強いカードを上回る強いカードの事を指します。
ポーカー用語の詳細は「ポーカーに関する用語」にまとめていますので、こちらをご参考にしてみて下さい。
ポケットペアの出現する確率
まずは最初にポケットペアが出現する確率ですが、ポケットペアの組み合わせは78通りあり、ポケットペアの全種類は1,326通りあるので、78通り/1,326通り=5.88%となります。
ポケットペアでオーバーカードの確率
最初にポケットペアが出た後に、オーバーカードが出る確率ですが、
フロップ段階では、「K・K」のポケットペアであった場合は22.55%、「7・7」のポケットペアであった場合は92.17%と大きく確率は異なります。
ターン段階では、「K・K」のポケットペアであった場合は29.14%、「7・7」のポケットペアであった場合は96.82%となります。
リバー段階では、「K・K」のポケットペアであった場合は35.30%、「7・7」のポケットペアであった場合は98.76%となります。
ボードの確率
ここまでは自分に配られるカードを中心に解説してきましたが、ここではボード=コミュニティカードの確率について解説します。
リバーまでいくと5枚になり通常のポーカーでの発生確率と同じとなるので、ここではフロップ段階でのボードの確率について触れます。
以下のように様々パターンはありますが、もっとも発生確率が低いのは3枚が同じ数字でありボードだけでスリーカードが成立するパターンです。
これが出れば対戦相手も含めてですがフルハウスを狙う事が容易になります。
ボードの種類 | 発生確率 |
---|---|
スリーカード(3枚同じ数字) | 0.24% |
ワンペア(2枚同じ数字) | 17.29% |
フラッシュ(3枚同じスート) | 5.20% |
2枚同じスート | 55.00% |
3枚バラバラのスート | 40.00% |
ストレート(3枚が連番) | 3.50% |
2枚が連番 | 40.00% |
ポーカーのメンタルコントロール
ポーカー、特にテキサスホールデムにおいては確率戦略と同様にメンタルコントロールも非常に有効な必勝法となります。
なぜならばテキサスホールデムではブラフなどを用いれば弱いハンドでも強いハンドに勝つ事が出来るからです。
その為には自分のハンドでどのくらい勝機があるか、また相手がブラフを使っている場合、それを見抜く観察眼が必要となってきます。
ここではその2点について解説していきます。
ポーカーで勝つ為の必勝法については「プロが伝授!ポーカー必勝法の基礎と実践方法」に詳しくまとめています。
ツーペア以上なら十分勝機はある
まずは、テキサスホールデムにおいてはツーペアはなかなか強いハンドだと理解頂ければと思います。
実はツーペア以上に強いハンドが出現する確率は5%程度となっているので、ツーペアでも十分戦う事が出来ます。自分のハンドがツーペアであれば積極的にベットしていきましょう。
逆に相手が積極的にレイズしてくる場合は少なくともツーペア以上と考えておくと良いでしょう。
相手のブラフを観察する
ここからはどちららかと言えば中上級者向けになりますが、ブラフを観察する事も重要です。
冒頭で触れた通り、ブラフを用いれば弱いハンドでも強いハンドに勝つ事が出来ます。
例えば、あまり良いハンドではなかったとしても強いハンドであるかのようにレイズなどを積極的に行い、他のプレイヤーをフォールドさせる事も出来ます。
その際の判断軸としては、①自分のハンド②相手のアクション③コミュニティカードとなります。
逆に、ここまでに解説した役の確率やコミュニティカードから相手のブラフを観察し見破る事で有利にゲーム展開をもっていく事も可能です。
ポーカー確率のまとめ
いかがだったでしょうか。それぞれの役の概要とフロップ段階、リバー段階での出現確率を理解いただけましたでしょうか。その時の運によって勝敗が決まるはもちろんの事ですが、勝ちにこだわるのであれば確率は知っておかなければならない重要な要素となります。
また、テキサスホールデムはプラフなど相手との駆け引きによってゲームが成り立っているので、確率だけでなくポーカーの心理なども同時に学ぶことをお勧めします。
ポーカーをやってみたいかたは、「ポーカースターズ」が絶対おすすめです。
我々がプロポーカーを目指す際に最も一般的な方法は、ポーカースターズからのスポンサーオファーを受けることから始まります。
ポーカースターズは世界最大級のオンラインポーカーサイトで世界中のプロポーカーなども参加しています。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長