パチスロで必ず守るべき重要マナー | トラブルを回避するための基本
パチスロ特有のマナーやパチンコ店舗の一般的なマナーについて詳しく解説します。
一般的なマナーは自然と振舞える人も多いかと思いますが、パチスロ特有のマナーについてはしっかりと理解しておき、常に注意しておかなければ、他のお客さんや店舗とのトラブルに発展することもありますので、パチスロ初心者は始める前にきっちと確認しておきましょう。
また、マナー違反をしているお客さんを見かけたり、自分が被害を被った場合には、自分で注意するよりまずは店舗のスタッフに状況を話して対応してもらいましょう。
パチスロのマナーを厳守する目的
パチスロはお金がかかっているギャンブルという事もあり、揉め事が起きやすいもの。
トラブルに巻き込まれない様、まず心得るべき事は「マナーとルール」です。
ルールはしっかりと抑えておく事が重要になります。
お店の入口や台の横などにお店ごとのルール等が書いてあるものが貼ってある事もありますので、見かけたらチェックしておきましょう。
パチンコ店の禁止事項
18歳未満入場禁止・メダルの持ち出し・飲酒・台の掛け持ちなど、パチンコ店には禁止事項として決められている事がいくつかありますが、代表的なものは下記4点になります。
①年齢制限について
パチンコやパチスロを遊べる年齢は、法律上(風営法)18歳から。18歳未満(17歳以下)の人は遊ぶことができません。
18歳未満のパチンコ店への立ち入り自体が禁止されており、見かけたことのある人も多いと思いますが、店内には必ず「18歳未満入場お断り」の表示があります。
さらに、たとえ18歳になったとしても高校生は制限されており、入店する事はできません。
各都道府県(長野県以外)で制定されている「青少年健全育成条例(青少年保護育成条例など)」は、基本的にパチンコ店への入場を禁止しています。
②台数について
台は基本的に1人1台です。そのため、台取りをする時は2台以上をキープしてはいけません。
確実に設定6が入っている…などというイベントであったりすると2台以上取りたくなってしまいますが、そこは出来ません。
③コインの取り扱いについて
例えコインが余ってしまったとしても、店外に持ち出しする事は禁止です。
1枚しか余っておらず打てないときは、ジャグラーシリーズなら1枚でも打つ事が出来ます。
ジャグラーで1枚使って帰るようにしましょう。
④飲酒について
店内での飲酒は禁止です。こちらは都道府県条例「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例」で禁止されています。
パチスロの重要なマナー
マナーを破った事でトラブルに繋がり、出入り禁止などになる事も…。
気持ちよく楽しむ為にも、下記に紹介するプレイヤー同士のマナーは忘れずにしましょう。
他人の私物を確認
まずパチンコ店で自分の台を確保する際、本当に空き台になっているのか?確認する事が必要になります。
主なチェックポイントして、
クレジットが数枚残っていないか
下皿に数枚メダルが残っていないか
台の横に飲みかけのペットボトルなどが置いてないか
台の上の箱にタバコなど入ってないか
など、台を取る前に、まず上記の点を確認してみましょう。
小休憩の時には明確な意思表示
前述の様に、トイレやタバコなどの小休憩をする際には、何かしら自分がその台を取っている痕跡を残していく必要があります。
定番は下皿(メダルが出る場所)にタバコの箱や自分の所持品を置いて確保する事。
他の人にもはっきりとわかる形で離席しましょう。また、お財布や携帯、車のキーなどの貴重品で確保するのは避けて下さい。
長時間の休憩時には申請必須
トイレや自販機で飲み物を買う程度の小休憩ではなく、昼ごはんや仕事の電話など、長引きそうな時やある程度の時間席から離れる時は予め店舗に申請して休憩を取ります。
その間『お食事休憩中』と台には表示され、他の人から分かりやすくなるのです。
パチスロの上にデータカウンターと呼ばれるものがありますので、そこについている呼出しボタン(CALLボタン)を押して店員さんを呼びます。
休憩の時間はお店によって違いますので何分なのかを聞いて、その時間までには戻れば大丈夫です。
戻ってきたら同じように呼出しボタンを押して休憩が終わった事を店員さんに伝えます。
40分~50分が一般的ですが、30分位から休憩申請した方が安心です。
また、メニュー画面を開くと音量が軽減する機種(ユニバーサル系が多い)ので、そういった対応も良いでしょう。
BIGやARTのまま食事休憩に行くと、自分の不在中ずっと音楽が鳴り続けるという迷惑な行為なので要注意。
喫煙時のマナー
2020年4月より受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行され、パチンコ店も原則屋内禁煙となりました。
客の喫煙率が高いとされるパチンコ店の多くは、喫煙室を設けるなどの対策を図ったので、喫煙者は事前に喫煙可能場所を確認しておきましょう。
密にならないように、喫煙所に人数制限があるケースもありますので、そういった配慮も必要。ただ最近は普及率が高い東京都を中心に加熱式たばこOKの店舗が増えてきています。
加熱式タバコがOKになってきている理由としては「好きなタイミングで遊技を中断し、たばこを吸いに行けるパチスロと違って、パチンコはハンドルから手を離すことができない時もあるから、たばこを吸えるようにして欲しい」というパチンコ客からの要望が多かった事。
そした今のこの"コロナ渦"でパチンコ店の休業要請など苦戦が続く中、営業再開時の起爆剤として考えたホール企業が多かった事によります。
実際、喫煙者の中には、タバコが吸えるホールをインターネットで検索した上で、遊技ホールを決めるケースも多く、結果として加熱式専用フロアを設置したホールの中には、目に見えて新規客(喫煙ユーザー)が増えたという事例もある程です。
禁煙者からすると少し残念かもしれませんが、煙が出ないだけいいですよね。
遊戯中の姿勢や態度
パチスロを打っている間、自分では気づかなくても周りに迷惑を掛けてしまう行為がいくつかあります。
まずよくある例としては熱中していて思わず足を組んだり、広げたりすると事そうすると隣の台のスペースまで自分の足が侵入することもあり、台の幅以上に自分の体が露出してしまいます。
仮に隣に誰もいなくても座りたい人の邪魔になる可能性もあるので、避けましょう。
また、見かけた事もあるかもしれませんが台をパンチする通称「台パン」という行為。
大負けしたり、アツい演出をはずした時なんかに、イライラして台にあたるという事ですね。
直接的にお客さんに危害はないかもしれませんが、やっぱり見ていて気持ちのいいものではありません。
実際台パンはほとんどのホールで禁止されていて、あまりにひどいと出禁されることもあり、台に故障が生じた場合は修理代を請求される可能性も十分にあります。
物に当たるのは大人としてみっともないですし、やめましょう!
最後にこれこそ自然に出てきてしまうものかもしれませんが、貧乏ゆすりは本人にとって無意識だとしても、周りの人や特に隣との距離は近いので気を散らせる行為に。
どこへ行っても好まれるものではないので、直せる様に癖がある人は気を付けましょう。
他人の台に干渉しない
思わず気になって隣の台がフリーズしたり上乗せ特化ゾーンなどに入った時、ジロジロと見る人がいますが、相手にとって気持ちの良いものではありません。
相手が不快に思わない程度にチラッと横目で見るのは良いですが、ジロジロと見内容にして下さいね。
もちろん立ち回りに関係がある要素は他の台も確認しておきたいところですが、あからさまに見ずに、あくまでも「さりげなく」行う事が大切です。
コインの拾い方
スロットを打っていると、コインを落とすという事はよく起こります。
もし拾うとしても、自分の台の範囲だけを拾うようにする事がマナーです。
他の人が打っている台の周りに落ちたとしても、拾わない様にしなくてはなりません。
自分のコインが他の人のところに行ってしまった場合は諦めるか、その瞬間に追いかけ一言断りましょう。
すると他の人が拾ってくれる場合もありますし、了承を得られれば失礼にはなりません。
もし拾ってくれなかったら、諦めるのが一番です…!
ハイエナとベガ立ちのマナー
ハイエナとは、天井や以前存在したボーナスゲームが当たる連チャンゾーン(現在のCTゲーム)を狙うプレイヤーの事を呼びます。
パチスロ0号機~1.5号機は殆どの機種に天井が存在し、一定以上の投資をすると「救済処置」としてボーナスフラグが立つようになっていました。
そこを狙ってくるプレイヤーが、他の肉食獣が獲得した獲物を漁る「ハイエナ」に例えて呼ばれるようになったのです。
またベガ立ちとは、ストリートファイターシリーズの登場人物である"ベガ"がよくとっている「腕組みしつつまっすぐ立っている状態」のことで、他の人のプレイを背後から見ている人がとっている姿勢の事を表しています。
これらの行為はどうしても打っている人達にとって好かれるものではありません。
嫌がられる理由としては、後ろ立たれると気が散ったり意地が発生したりする事。
そしてスタッフからは通路に立たれると巡回の邪魔になる…などといった事が挙げられます。
また最近ではベガ立ちについて『「立ち見・張り付き行為」と判断したお客様に対しては、声がけ・誓約書・出入り禁止の対応を取ります』といった風に告知するお店も出てきています。
大半のお客さんは自分が遊技しているのを見られるのがイヤです。
自分では気付かれないと思っていても、台のガラスに後ろが反射しで後ろで見てる人がいることが分かるのです。
ハイエナをするときも前任者にできるだけ気が付かれないように、そっと台を取ることにも配慮しましょう。
マナー違反にならない具体的な方法としては、ハイエナを狙う時はガン見はせず、ちょこちょこ後ろを通ったり、隣に座って軽く打ちつつ、その人が立ったらパッと何かを置いてその台を確保、ポイントはなるべくさりげなく行う事です。
マナー違反のトラブル対処方法
もしこれらの禁止事項を破っていたり、マナー違反などの直接問題のある人を見つけた場合、直接話をする事は避けて店員さんに伝えます。
例えば台の掛け持ちをしている人を見つけたら『この台は掛け持ちされている』とはっきり伝えることが大事です。
そうすることで店員さんは「○○番台はあと10分戻らなければ、開放します」と店内放送をしてくれます。
この時「掛け持ち」ではなく「キープされている」と伝えた場合は『あと30分戻らなければ、開放します』と言った風に長めの時間にされるので、掛け持ちという確認があればそのまま伝えて下さいね。
パチスロのマナーのまとめ
台を確保する際は他の人が取ってないから必ず確認
休憩時は他人に分るようにして、昼休憩時などはスタッフまで伝える事
喫煙や飲酒など、禁止事項を確認
メダルを拾うときは自分の周りだけ
足を広げるときは隣のゾーンに入らない様に
ハイエナや他の人が打っている台をジロジロ見るなどの行為はあからさまに行わない事
まずは自分がされたら気持ちいい事か?という事を心に留め、当たり前の範囲でもある上記マナーを守って、楽しくパチスロを打ちましょう!
たとえ18歳になっていたとしても高校生は制限されており、入店する事はできません。
席を離れる場合はどのくらいの時間から申請するものですか?
お店にもよりますが、30分以上離れる場合は休憩申請した方が安心です。
前は台の前で紙タバコが吸えましたが、今は完全に無理なのでしょうか?
はい、台の前で吸うことはできません。喫煙室が設けられていたりお店を出たすぐのところに灰皿が置いてある場合が多いため、そこで喫煙することが可能です。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長