世界と日本のポーカー賞金ランキングを紹介【賞金王ベスト5】
日本でも増えて続けているポーカーの競技人口ですが、世界にはポーカー一筋で億万長者になるプレイヤーもいるほど、夢のある職業。ポーカーほど個人の努力や能力が収入に比例する稼ぎ方はないのではないでしょうか。
ただプロポーカーの平均的な年収は500-600万円と言われており、上位1%未満だけが億超えの年収であることを考えると、スポーツ選手や会社員と変わらないのかもしれません。
それでも巨万の富を稼ぐプロのポーカープレイヤーを見ていると夢を感じられずにはいられません。
本記事では、ポーカーで賞金を得る方法や世界とポーカーの高額賞金ランキング上位5位をご紹介します。
プロのポーカー選手については「プロポーカーになるためには?プロを目指す人が知っておくべきこと」に詳しくまとめております。
ポーカーで賞金を稼ぐ方法
まずポーカーで賞金を稼ぐ方法はキャッシュゲームに参加することと、トーナメントに参加することの2種類がありますので、それぞれについて紹介致します。
キャッシュゲームに参加
まずはキャッシュゲームとは、手持ちのキャッシュ(現金)を賭けて行うゲーム形式に参加するということ。
それはランドカジノやオンラインポーカーなどでプレイすることを指します。
キャッシュゲームにはチップを買って参加。ゲームを通じて稼いだチップは換金することで、そのまま収益となります。また、チップがなくなった場合は、新たに買い足すことも可能です。
「カジノでポーカーをして遊ぶ」といった場合に、一般的にイメージするものがキャッシュゲームということになります。
キャッシュゲームに参加するために必要なものは、テーブルごとに決められた最低金額のキャッシュを持っていることだけなので、これさえ満たしていれば、好きな時にテーブルに着いたり離れたりすることができます。
その為時間に縛られないので、どんな方でも参加が可能になるということです。
トーナメントに参加
対してトーナメントとは、参加費を払って最初のチップを受け取り、そのチップがなくなったら脱落して終わりのゲームということ。そこで稼いだチップは換金することはできないので、それ自体に金銭価値はありません。
しかしチップを稼いでトーナメントで生き残り、上位に入賞することができれば多額の賞金を受け取ることができるのです。
大きく且つ参加費が高いトーナメントは数日に渡って行われることも多いですが、そのトーナメントで優勝できれば、数千万以上の賞金となることもあります。
例えば賞金も名誉も規模もポーカー界ナンバー1を誇り、世界最高峰の大会とされている「WSOP=World Series of Poker(ワールドシリーズ オブ ポーカー)」の参加費は$10,000で日本円にして約115万円と高額。
ただし、この参加費さえを支払えれば誰でも参加できる仕組みとなっています。WSOPには他のトーナメントもあり、その参加費は$300程のものもありますが、メインイベントに関してはダントツで高い参加費が設定されています。
そして気になる賞金ですが、2006年のWSOPのメインイベントでは、優勝賞金は13億円($12,000,000)超え。一気に億万長者となれる可能性が出るのです。
また、参加者数万人のうちの9人だけのファイナルテーブル(メインイベント)に残った時点で、最低1億円の賞金がもらえます。大会の入賞自体は1,182位からで、入賞すれば最低でも$15,000の賞金を獲得となるのです。
トーナメントは開催期間が定められているのに対して、キャッシュゲームは完全に自由でいつでもプレイできるという自由性が高いです。ただし数千万以上の賞金というのはトーナメントだからこそ可能であり、キャッシュゲームではほぼ不可能‥ということになります。
ポーカーの最も権威ある世界大会WAOPの出場資格や方法は「WSOPとは?ポーカー世界大会の参加資格や申込み方法を紹介」に詳しくご紹介しています。
世界のポーカー賞金ランキングベスト5
では、一体トップのポーカープレイヤーはいくら稼いでいるのでしょうか。
まずは世界のポーカー賞金獲得者のベスト5から紹介します。
第1位 Bryn kenny (ブライン・ケニー)
1位はアメリカのBryn Kennyで、賞金総額は約62億円($56,403,501)です。
子どもの頃からゲーム好きだった彼は12歳で始めたカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」でその才覚を発揮。そしてこのカードゲームを通じて、ジャスティン・ボノモやトニー・グレッグといったポーカープレイヤーと知り合い、ポーカーへ移行したそうです。
WSOPを含む4大ポーカーイベントの一つである「Triton Million」で25億円(£16,775,820)を獲得しています。
またそのほかにも多くのハイローラーに出場しており、1億円以上の賞金を10回以上も獲得。歴代で一番稼いだポーカープレイヤーとも言われています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2020年 | オージーミリオンズポーカーチャンピオンシップ | 4位 | $399,221 |
2019年 | ワールドポーカーツアー-WPTセミノールロックンロールポーカーオープン | 1位 | $354,565 |
2019年 | Triton Pokerスーパーハイローラーシリーズロンドン | 2位 | $20,563,324 |
第2位 Justin Bonomo (ジャスティン・ボノモ)
2位はアメリカのJustin Bonomoで、賞金総額は約59億円($53,263,234)です。
ポーカープレイヤーとして活躍する前は、カードゲームのプレイヤーとして活躍をしていました。
同じく4大ポーカーイベントの一つ「Big One for One Drop」では1位となり、11億円($10,000,000)を獲得。他にも2018年にラスベガスで行われた$300,000 No Limit Hold’emで優勝し、5億5000万円($5,000,000)を獲得しています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2019年 | ワールドシリーズオブポーカー(ノーリミットホールデム・イベント) | 6位 | $194,469 |
2018年 | Triton Pokerスーパーハイローラーシリーズ済州 | 1位 | $ 586,114 |
2018年 | ノーリミットホールデム-The Big One for One Drop | 1位 | $10,000,000 |
第3位 Danile Negreanu (ダニエル・ネグラヌ)
3位はカナダのDanile Negreanuで、賞金総額は約46億円($42,302,306)です。
「Big One for One Drop」では2位となり9億円($8,288,001)を獲得しています。ポーカープレイヤーとして有名で、アメリカの有名TV番組Full Titlでの出演やGGとのスポンサー契約をしています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2020年 | WSOP.comグローバルカジノチャンピオンシップ | 9位 | $26,643 |
2019年 | 第50回ワールドシリーズオブポーカー | 2位 | $ 172,583 |
2018年 | スーパーハイローラーボウル | 2位 | $3,000,000 |
第4位 Erik Seidel (エリック・サイデル)
4位はアメリカのErik Seidelで、賞金総額は約42億円($37,063,070)です。
若いころはプロとしてボードゲームの1つであるバックギャモン (Backgammon) をプレイしており、その後アメリカの証券会社に就職。そして最終的にはプロのポーカープレイヤーとしてのキャリアを選択しました。
30年以上多くの大会に出場しては、入賞や優勝を繰り返しています。
一番大きな賞金額は2011年にオーストラリアで行われた「A$ 250,000 Super High Roller No Limit Hold’em」で、その額は2億7000万円(A$2,500,000)。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2016年 | スーパーハイローラーボウル(ノーリミットホールデム・イベント) | 3位 | $2,400,000 |
2015年 | エイトマックス シーズンXI(ノーリミットホールデム・イベント | 1位 | $2,250,9993 |
2011年 | スーパーハイローラー2011 | 1位 | $2,489,747 |
第5位 Fedor Holz (フィドア・ホルツ)
5位は1993年生まれの26歳と若いドイツのFedor Holzで、賞金総額は約37億円($32,500,000)です。
初めて参加したのは2012年に開催された「GPT II Deepstack Series Main Event」で、このトーナメントで2位となり、賞金として$17,488を獲得。また、ランドカジノだけではなく、オンラインカジノで「Crown Up Guy」という名で活躍もしています。
そして、2014年9月の「the World Championship of Online Poker」で優勝し、$1,300,000を獲得しました。
その後も数々のトーナメントで賞金を獲得しています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2018年 | ワンフォーワンドロップ World Series of Poker | 2位 | $6,000,000 |
2016年 | ワンドロップ World Series of Poker | 1位 | $4,981,775 |
2016年 | スーパーハイローラーボウル(ノーリミットホールデム・イベント) | 2位 | $3,500,000 |
日本のポーカー賞金ランキングベスト5
では次に、日本でのポーカー賞金獲得者のベスト5を紹介します。
第1位 當眞嗣成 (ツグナリ トウマ)
1位はつぐ兄(にぃ)の愛称で知られる當眞さんで、賞金総額は$ 2,275,333(約2億5,899万円)。
世界では現在807位。2019年には、日本プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、PokerStars/ポーカースターズEPTプラハでは、1週間で2度優勝するなど、伝説的功績を残しています。2021年のWSOP 2021ラスベガスでは「$ 1,500 Pot Limit Omaha Hi/Lo」で41位、$3,960の賞金を獲得。
日本初の日本企業による公式プロ契約を結び、2020年にはスポーツニッポン新聞社などの3社とプロ契約を果たしています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2019年 | ノーリミットホールデム-EPTプラハハイローラー | 1位 | $581,943 |
2019年 | チェコプラハ ノーリミットショートデックホールデム | 3位 | $6,084 |
2019年 | バルセロナ €100,000ノーリミットホールデム | 5位 | $567,043 |
第2位 四鹿和彦(ヨツシカ カズヒコ)
2位は四鹿和彦さんで、賞金総額は$ 1,698,999(約1億9,339万円)です。
2021年秋にはラスベガスのDeepStack Championship Poker Series IIにて、6位入賞、$16,345を獲得しています。
熊本県を拠点に不動産会社を経営しており、2019年に突如として日本人ランキング2位に躍り出たことから、一躍名が知られるようになりました。もともとバックギャモンのプレイヤーとして大会で優勝する経歴を持っており、かなりの頭脳派プレイヤー。現在も様々な大会に出場されているポーカープロで、数多くの賞金を獲得されています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2020年 | ワールドポーカーツアー-WPT LAポーカークラシ | 2位 | $37,410 |
2019年 | ノーリミットホールデム-Red Dragon High Roller | 6位 | $31,642 |
2018年 | ヨーロピアンポーカーツアー-EPTバルセロナ | 1位 | $431,092 |
第3位 小倉孝(オグラ タカシ)
3位はプロ雀士でもある小倉孝さんで、賞金総額は$1,664,976(約1億8,951万円)。
てんちむさんのYoutubeに「タワマンさん」としてとして登場したり、ご自身でもYoutubeをやられていたり、ギャンブラーとしてメディアへの露出もされています。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2021年 | ノーリミットホールデム- Pot Limit Omaha | 126位 | $2,414 |
2020年 | ワールドシリーズオブポーカー-WSOP Online 2020 at GGPoker | 123位 | $1,475 |
2018年 | HK $ 200,000ノーリミットホールデム-1日ハイローラー | 1位 | $350,628 |
第4位 香川雅昭(カガワ マサアキ)
4位は香川雅昭さんで、賞金総額は$ 1,522,449(約1億7,329万円)。
日本ポーカー界の生きる伝説であり、非常に有名なプレイヤーでしたが、2013年に発信者情報を偽って出会い系サイトの広告メールを送ったとして逮捕されてしまいました。それ以来、プレーはしていません。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2013年 | ノーリミットホールデム-$ 100,000チャレンジ | 3位 | $337,824 |
2012年 | ノーリミットホールデム-スーパーハイローラー8マックス | 5位 | $468,030 |
2008年 | ノーリミットホールデム-ハイローラー | 7位 | $157,475 |
第5位 余語葦織(ヨゴ イオリ)
5位は余語葦織さんで、賞金総額は$ 1,512,198(約1億7,212万円)。
賞金獲得回数はダントツに多い228回という、日本の新進気鋭のプレイヤーです。名古屋に拠点を置き、アジアで最も格式が高いとされているポーカー大会に出場しています。
台湾、フィリピン、ベトナム、韓国、オーストラリアでのプレイ経験があり、ポーカー界の将来のスターと注目されており、そうした期待を裏付けるだけの実績も上げています。
2019年にAPTでトッププライスを獲得しました。
年度 | 大会名 | 順位 | 獲得金額 |
---|---|---|---|
2020年 | NT $ 5,000 + 500ポットリミットオマハ-ターボ | 7位 | $384 |
2020年 | NT $ 5,000 + 500ノーリミットホールデム-6Max | 2位 | $15,016 |
2013年 | ノーリミットホールデム-メインイベント | 2位 | $123,095 |
自宅から練習可能なオンラインポーカー3選
最近では自宅からパソコンやスマートフォンで実際にお金を稼げるポーカーゲームが増えてきました。
オンラインポーカーは、初心者がポーカーの練習に使うこともできれば、実際にキャッシュゲームとして参加することもできます。
そこで実際のポーカーゲームにオンラインから参加してお金を稼げるサイトをご紹介します。
以下でご紹介するサイトは全てオンラインポーカーの国際ライセンスを取得して運営していますので、どれも安心です。
ポーカー賞金ランキングのまとめ
世界のトッププレイヤー等の賞金額は驚きの金額ばかりです。
ポーカーは非常にスリリングでエキサイティングなテーブルゲームであり、同時に優勝賞金も魅力的なゲームです。ご紹介した通り、世界大会では優勝賞金数億円なんてことも大いにあるのです。
累計獲得賞金には、大会での獲得賞金のみが掲載されいるため、キャッシュゲームをプレイして獲得した金額などは含まれていない為、ポーカーで獲得した本当の総額はさらに大きな金額になるでしょう。
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CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長