バカラでマーチンゲール法を徹底解説【永久保存版】
オンラインカジノでバカラにマーチンゲール法を応用した際の連敗確率や期待値、収益性などを検証していきます。
理論上は100%勝てるマーチンゲール法ですが、バカラのルールやテーブル環境から大きな損失を被るリスクがあり、実践のカジノで効果を検証しようとするプレイヤーは少ないかと思います。
ぜひやり方を理解して、あなたの戦術に活かしてみて下さい。
カジノゲームに必勝法はあるのか?これは、数え切れないほどのギャンブラーと数学者が挑み続ける永遠のテーマです。実際に、ブラックジャックに限られるものの、1960年代にはカードカウンティングによる必勝法が編み出されました。では、バカラやルーレットなど、ブラックジャック以外の代表的なカジノゲームではどうなのでしょうか?
実は、カードカウンティングが体系化されるはるか前からさまざまなベッティング戦略は考案されていて、中でも「理論的には必ず勝てる」として知られているのがマーチンゲール法なのです。
そこで、ここではバカラで使えるマーチンゲール法の仕組みと実践例、そしてメリットとデメリットを詳しくご紹介していきましょう。
バカラにおけるマーチンゲール法とは?
マーチンゲール法の仕組みは非常にシンプルです。まずは、勝てば配当がちょうど2倍になるゲーム(ベット)を選びます。バカラの場合は、プレイヤーベットがこれに該当します。
次に、最初の賭け金を1単位として、負けたら賭け金を倍にしていきます。すると、どれだけ連敗しても1回だけ勝てば1単位が収益として手元に残るというものです。
1回勝ったら、賭け金は元の1単位に戻します。これを続けることで、1回勝つたびに必ず1単位ずつ儲けが出るというのがマーチンゲール法の仕組みです。
マーチンゲール法のルール
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配当が2倍になるベットでのみ有効
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負けたら賭け金を2倍にする
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勝ったら元の賭け金に戻す
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勝ったら最初の賭け金が収益となる
マーチンゲール法の歴史
マーチンゲール法は18世紀のフランスで考案されたとされています。19世紀になると数学者たちがこの戦略をさらに詳しく分析するようになり、20世紀になると確率論や統計学の分野で理論体系が確立されました。今ではカジノゲームだけでなく、FXや株式投資といった分野でも応用されることがあります。
マーチンゲール法が有効なゲーム
マーチンゲール法で最も重要なのが、「勝ったら配当がちょうど2倍」になるベットだけで使えるという点です。ベットの勝率は50%を下回ってもかまいませんが、なるべく50%に近いほうが理想的です。
したがって、配当にばらつきのあるスロットやビデオポーカーでマーチンゲール法は使えません。また、意外なところではナチュラルで配当が2.5倍になったりダブルダウンやスプリットで賭け金が大きくなってしまったりするブラックジャックも、マーチンゲール法には適さないゲームです。
一方で、バカラやルーレットはマーチンゲール法の実践に最適なゲームだと言えます。その理由と注意点を詳しく解説しましょう。
バカラ
カジノゲームの中で還元率がトップクラスで高いバカラは、マーチンゲール法に最も適したゲームです。ただし、重大な注意点もあります。
それは、マーチンゲール法はプレイヤーベットだけでしか使えないという点。勝率と配当がそれぞれ50%と2倍からはほど遠いタイベットは言うまでもありませんが、実はバンカーベットも除外されるのです。
なぜかというと、バンカーベットで勝つとコミッションの5%が引かれてしまうから。一見わずかな違いにしか見えない5%ですが、マーチンゲール法実践中は負けが続いて賭け金が大きくなると1回の勝ちで収益が出なくなってしまうのです。
ノーコミッションバカラでもバンカーが6で勝つと配当が半分しか支払われないので、やはりマーチンゲール法はプレイヤーベット限定です。
ルーレット
ルーレットではさまざまな賭け方ができますが、マーチンゲール法が使えるのは配当が2倍になるイーブンマネーベットだけです。とは言えバカラよりも選択肢が多く、「赤・黒」、「奇数・偶数」、「ハイ・ロー」がこれに該当します。また、インサイドベットでもちょうど18個の数字に賭けることで同じ効果を発揮することができます。
ドラゴンタイガー
ドラゴンタイガーはバカラと非常によく似ていて、ドラゴンハンドとタイガーハンドのどちらが大きいかを予想するゲームです。バカラと違うのが、ドラゴンタイガーではそれぞれのハンドにカードは1枚ずつしか配られないという点。したがって、バカラよりもさらにスピーディーなゲーム進行が楽しめます。
また、ドラゴンタイガーの場合はドラゴンベットとタイガーベットの両方でマーチンゲール法を使うことができます。
バカラにおける確率と統計
バカラでプレイヤー勝利、バンカー勝利、タイとなる確率は以下のとおりです。
プレイヤー勝利 | 44.62% |
バンカー勝利 | 45.86% |
タイ | 9.52% |
また、バカラはベットによって還元率が異なる珍しいゲームでもあります。それぞれの還元率は以下のとおりです。
プレイヤーベット: | 98.76% |
バンカーベット | 98.94% |
タイベット | 85.64% |
バンカーベットが最も還元率が高く「勝ちやすい」ベットである反面、タイベットはあらゆるカジノゲームの中でも還元率が低い「カモ」向けのベットです。
ただ、繰り返しになりますが、バカラでマーチンゲール法はプレイヤーベットだけにしか適用することができません。また、プレイヤーに賭けていてタイになったとしてもベットは返還されるので、タイの勝率やタイベットの還元率は完全に無視してかまいません。
バカラマーチンを実践
それでは、マーチンゲール法をバカラで実践してみた際の具体例を見てみましょう。1単位は$10とします。
ベット額 | 勝敗 | ハンド損益 | 合計収支 | |
1 | $10 | ☓ | -$10 | -$10 |
2 | $20 | ◯ | +$20 | +$10 |
3 | $10 | ☓ | -$10 | $0 |
4 | $20 | ☓ | -$20 | -$20 |
5 | $40 | ☓ | -$40 | -$60 |
6 | $80 | ◯ | +$80 | +$20 |
7 | $10 | ◯ | +$10 | +$30 |
8 | $10 | ☓ | -$10 | +$20 |
9 | $20 | ☓ | -$20 | $0 |
10 | $40 | ☓ | -$40 | -$40 |
11 | $80 | ☓ | -$80 | -$120 |
12 | $160 | ◯ | +$160 | +$40 |
この実践例だと12ハンドプレイして4勝8敗と大きく負け越しているにもかかわらず、勝利数分の4単位である$40がきっちりと利益として出ているのがわかります。
これがマーチンゲール法がよくバカラ必勝法として紹介される所以ですが、実は大きな注意点もあるので次で解説します。
バカラマーチンの落とし穴
相性が良いバカラとマーチンゲール法ですが、重大な注意点が2つあります。これらを理解していないと必勝どころか大敗してしまう可能性もあるので、詳しく説明します。
バカラテーブルのベットリミット
マーチンゲール法が理論的には必勝法であることは、もちろんカジノ側にとっても周知の事実。何もしないでいたらカジノは負けてしまうので、対策が施されています。
それが、バカラテーブルのベット上限額の設定です。これはランドカジノでもオンラインカジノでも共通していて、バカラだけでなく全ゲームで設けられています。
テーブルのミニマム(最小)ベットの5,000倍ほどがマックス(最大)ベットとして設定されていることが一般的で、例えばオンラインのミニバカラなら$1~$5,000、ランドカジノのVIPテーブルだと$1,000~$500万、といった具合です。
これの何が問題なのかというと、マーチンゲール法は長く連敗すると指数関数的にベット額を増やしていかなければならないため、上限があるといずれ破綻してしまうのです。
では、連敗するたびにベット額はどれだけ増えていくんでしょうか?
連敗数 | ベットする単位 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 4 |
4 | 8 |
5 | 16 |
6 | 32 |
7 | 64 |
8 | 128 |
9 | 256 |
10 | 512 |
11 | 1,024 |
12 | 2,048 |
13 | 4,096 |
14 | 8,192 |
15 | 16,384 |
マックスベットがミニマムベットの5,000倍に設定されているテーブルでは8,192単位賭けることができないため、13連敗するとマーチンゲール法は強制的に終了となってしまうことがわかります。
ほぼ2回に1回(厳密には49.32%)勝てるバカラのプレイヤーベットで13連敗もすることはそうそうないように感じますが、実際は8千ハンドプレイすれば1回は起こるような確率です。1ハンド平均30秒ほどのバカラテーブルなら、合計60時間ほどプレイすると1回は破綻してしまうのです。
1単位稼ぐために莫大な資金が必要となることも
1単位$1でマーチンゲール法を始めて、12連敗したとしましょう。12連敗目での賭け金は$2,048ですが、それまでに投じた資金も合計するとすでに$4,095を投資していることになります。13ハンド目も続けるとすると、合計で$8,191もの資金が必要となるのです。
それでも、勝つことで得られる利益は$1だけ。資金が無尽蔵にある富豪ならともかく、普通の人ならためらってしまって当然です。そもそも、富豪ならもっとタイパとコスパが良い投資先を選ぶことでしょう。
資金が尽きたら強制的にやめるほかありませんが、そうでない場合でも、何連敗したらやめるのかをあらかじめ決めておくのがベストです。バカラのマーチンゲールは損切りをする勇気も必要なのです。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法のさまざまな利点がこちらです。
✅誰でも簡単に実践できる
マーチンゲール法は負けたらベットを倍にしていき、勝ったら元の賭け金に戻すだけなので、仕組みが非常に簡単です。最低限の計算能力だけしか必要ないので、初心者でもすぐに実践に移すことができます。
✅1回勝つだけで損失を回収できる
マーチンゲール法はどれだけ連敗していても1回勝つだけでそれまでの損失を回収できるばかりか、必ず利益が出るのが最大の特徴です。
✅短期的には高い勝率が出せる
1回のセッションで数十分、数十ハンドだけしかプレイしない場合は、マーチンゲール法を使えばかなり高い確率でセッションをトータルプラスで終えることができます。
マーチンゲール法のデメリット
メリットが多い反面、マーチンゲール法には重大な欠点もあります。
🔺カジノゲームには必ずベット上限がある
バカラに限らず、カジノゲームには必ず1ハンド(ラウンド)で賭けることができるベットの上限額が決められています。カジノもしくはテーブルによって上限額は異なるものの、これを超えるほど連敗してしまうとマーチンゲール法によって回収することは不可能となってしまいます。
🔺大きな資金が必要
負けが長く続くと、最初のベットの数百倍、数千倍を賭けなければならなくなります。したがって、高い確率でマーチンゲール法を成功させるにはそれなりに大きな資金を用意する必要があります。
🔺バカラ マーチンゲールの損切り:資金管理と賭け金の計画
バカラ マーチンゲールの損切りは、以上のように、バカラマーチンは「ベットがテーブル上限に達する」か、「自己資金が尽きる底をつく」と続行できなくなってしまいます。そして、このような状況になった場合は、すでに相当な資金を注ぎ込んでいるということにもなります。
したがって、バカラでマーチンゲール法を実践する場合はあらかじめ投入できる資金を決めておいて、それに厳しく従う必要があります。アツくなって追加でチップを購入してしまう、といったことはしないようにしましょう。
もしくは「X連敗したらやめる」と決めておき、別の日に最初から仕切り直しするのも、バカラマーチンゲールの損切りを法とうまく活用する付き合う方法です。
オンラインカジノでのマーチンゲール法の活用
マーチンゲール法を実践してみるなら、いつでもどこでも気軽に試せるオンラインカジノがおすすめです。そこで、ここではオンラインでおすすめのバカラゲームと、これらがプレイできるオンラインカジノをご紹介します!
スピードバカラ(Speed Baccarat):カジノシークレット(Casino Secret)でプレイ!
もともとハイペースなライブバカラを、ベットできる時間を短縮させてさらにスピードアップさせたのがスピードバカラです。マーチンゲール法を使う場合はプレイヤーだけにしか賭けないので迷うことがないため、うってつけなゲームです。ただしベット額だけは間違えないよう気をつけましょう。
バカラロビー(Baccarat Lobby):ライブカジノハウス(Live Casino House)で遊べる!
バカラロビーには、さまざまなバリエーションが揃っています。バカラロビーでは、ライブディーラーが日本語でゲーム進行するだけでなく、日本語でチャットを交わすことも可能です。
バカラロビーは、その名のとおり数多くのライブテーブルを揃えるライブカジノハウスで、複数のテーブルから選択可能です。
バルトバカラ(Baruto Baccarat):ボンズカジノ(Bons Casino)でプレイ!
バルトバカラはなんと、元力士の把瑠都がメッセージを送りながら応援してくれるという一風変わったライブバカラテーブル。勝っても負けても楽しい愉快な雰囲気は、相撲ファンでなくとも一度は体験してもらいたいものです。
バルトバカラでマーチンゲール法を試すなら、キャッシュバックとリベートの両方がもらえるボンズカジノがおすすめです。
バカラコントロールスクイーズ(Baccarat Control Squeeze):ワンダーカジノ(Wonder Casino)で遊べる
ライブテーブルながら、カードの絞り(スクイーズ)ができるというハイテク機能を搭載したバカラコントロールスクイーズ。バカラの醍醐味をじっくりと味わいたいというベテランプレイヤーにおすすめです。
バカラコントロールスクイーズをプレイするなら、豪奢で落ち着いた雰囲気を醸し出すワンダーカジノがぴったりのサイトです。
責任あるギャンブル
昨今はギャンブルの多様化と医学の進歩により、ギャンブル依存症がクローズアップされるようになりました。
ギャンブルはあくまで娯楽です。資金と時間、そして心に余裕をもって楽しみましょう。
特に、マーチンゲール法を使うと連敗時に賭け金が膨らむため、感情的になりがちです。そうならないためには、なるべくミニマムベットが小さいテーブルを選び、1単位を最小ベットで始めることが推奨されます。
他の戦略と組み合わせたマーチンゲール法
マーチンゲール法は他の必勝法やベッティング戦略と併用することはできるのでしょうか?主要なベット戦略との相性を見てみます。
パーレー法(パロリ法)
パーレー法は別名アンチマーチンゲール法としても知られており、マーチンゲール法の真逆を行うベッティング戦略です。つまり、負けたらベットを倍にするマーチンゲール法に対して、パーレー法では勝ったらベットを倍にします。
これにより、マーチンゲール法では連勝しても1単位ずつしか増えないところ、パーレー法を使って連勝すれば指数関数的に大きな勝利を収めることができるというわけです。連勝中に負けてしまった場合はマーチンゲール法での1敗としてカウントされるので、次は2単位ベットします。
ちなみにパーレー法はその性質上、プレイヤーベットだけでなくバンカーベットでも使うことができます。マーチンゲール法実践中にプレイヤーで勝利した後、どうしてもバンカーに賭けたくなったらパーレー法にスイッチする、といった方法でも使うことができます。
ダランベール法
「負けたらベットを増やす」という根底にある概念は似通っているものの、マーチンゲール法ほど急激なベットの上昇をせずに済むのがダランベール法です。
ダランベール法では負けたらベットを1単位だけ上げ、勝ったら1単位下げます。1回の勝利で損失全額を回収できるとはかぎりませんが、全体的に大負けしにくいのが特徴です。
パーレー法のようにマーチンゲール法と併用することはできませんが、資金が少ない場合や心理的負担を減らしたい場合などはマーチンゲール法の代わりにダランベール法がおすすめです。
カードカウンティング
ブラックジャックで有名なカードカウンティングですが、実はバカラでも有効であるとされています。ただし、バカラのカードカウンティングから得られるエッジはブラックジャックとは比較にならないほどごくわずか。残念ながら、時間と労力に見合うだけの収益を出すことは不可能とされています。
まとめ
マーチンゲール法はバカラで実践するのにぴったりの戦略です。ただし、プレイヤーベットしかできないこと、そしていずれは破綻するということはお忘れなく!これらのルールを理解した上で、使う資金はあらかじめ決めて挑みましょう。
バカラでマーチンゲール法を活用できるおすすめのオンラインカジノ
マーチンゲール法とはなんですか?
マーチンゲール法は、ギャンブルで使用される一種の賭け方戦略です。基本的に、負けた場合にベット額を倍にし、勝った場合に元のベット額に戻すという原則に基づいています。その利点としては、一度勝利を納めれば、すべての損失を取り戻すことが出来るという点です。
マーチンゲール法はバカラで確実に勝つことできる方法ですか?
いいえ、マーチンゲール法は確実な勝利を保証しません。賭け金を2倍2倍と増やしていく戦略で、理論上は100%勝つことが出来ますが、実際には同じテーブルで賭け回数のリミットが設定されているので、マーチンゲール法で勝つまで同じバカラのテーブルで遊び続けるということができません。また、連続的な負けが続くと、焦ってベット額が急激に増加し、資金を使い果たしてしまうというリスクもあります。
マーチンゲール法の利点は何ですか?
マーチンゲール法の主な利点は、一度勝ったときに前の損失を取り戻すことができる可能性があることです。また、単純な戦略であるため、バカラやカードゲームの初心者でも簡単に実践ができるという点です。
マーチンゲール法の欠点は何ですか?
マーチンゲール法の欠点は、連続的な負けが続いてしまうと、急激な資金消耗が起きることです。また、カジノのテーブルゲームには上限額が設定されていることが多く、賭け金額の上限に達するとこの戦略が破綻します。その場合には勝利を得る前に賭けを終わらせなければなりません。
マーチンゲール法はどのカジノゲームに適していますか?
マーチンゲール法は単純なプログレッシブ攻略法なので、賭けが2択のゲームに適しています。バカラ、ルーレット、クラップスなどが考えられます。ただし、これらのゲームでも絶対に勝てるという保証はないため、慎重に使用する必要があります。
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CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長