マーチンゲール法の使い方と適切な損切り方法 | 基礎と応用
カジノ攻略法で最も有名なマーチンゲール法を利用してカジノで稼ぎたいけど、「複雑そうで覚えるのが面倒くさい」「マーチンゲール法を効果的に使えるゲームが分からない」「マーチンゲール法を使っても勝てない」のように思うプレイヤーは多いのではないでしょうか。
この記事ではマーチンゲール法の基本的な使い方や相性の良いカジノゲーム、稼ぐための視点で重要な応用知識をカジノ初心者向けに分かりやすく解説します。
これを読めばカジノの実践で効果的にマーチンゲール法を活用して稼ぎやすくなります。
マーチンゲール法は複雑な計算やメモも不要で、慣れれば誰でも簡単に使えるようになるので全てのカジノプレイヤーが知っておくべき、大切なカジノ攻略法です。
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法は18世紀にフランスで考え出されたベット戦略の一種で、最も古典的かつ有名な手法であり、「負けたらベットを倍賭けにしていく」というシンプルな攻略法です。
1対1のペイアウトに有効な法則で、例えば、「ルーレットの赤黒」「バカラ」「ブラックジャック」など、50%の勝率のあるゲームで使用する事ができます。
カジノでは連敗することも珍しくないので、そんな時は焦らず攻略法を試してみましょう。
負けた時に使えるマーチンゲール法についてご説明します。
マーチンゲール法が使えるゲームの条件
マーチンゲール法は向いているゲーム、不向きなゲームが分かれます。
マーチンゲール法を実践する際は、マーチンゲール法と相性が良いゲームを選択しましょう。手法的に勝率50%で配当が二倍以上かつ前のゲームが次のゲームに影響しないジャンルの相性が良いと言えます。
そのため、ある程度ジャンルは絞られてきますが、バカラやルーレット、さらにブラックジャックなどがマーチンゲール法に最適であると考えられます。
上記のゲームジャンルで資金力、精神力さえあれば理論上は絶対に負けない必勝法であるでしょう。
マーチンゲール法に適したゲームの詳細を以下に4つご紹介します。
バカラでマーチンゲール法の効果を詳しく知りたい方は「バカラでマーチンゲール法の連敗確率と期待値を徹底検証」をご確認下さい。
マーチンゲール法の使い方
マーチンゲール法は配当が二倍以上のゲームで使える必勝法です。
最初のベットで負けたら、次回のベットは金額を倍にする、いわゆる倍プッシュを行うシンプルな手法と言えるでしょう。
マーチンゲール法の効果を最大限に発揮するには、まず、勝率が二分の一(50%)かつ配当が二倍以上になるゲームを選ぶことが鉄則となります。
そしてマーチンゲール法は以下3ステップに従って賭けていくだけです。
マーチンゲール手順1 | 初回掛け金額を決める |
---|---|
マーチンゲール手順2 | 負けた場合、次の勝負では二倍の金額を賭ける |
マーチンゲール手順3 | 勝った場合、マーチンゲール法を終わり、最初に戻る |
負けた時に金額を二倍することで一度の勝ちで負け分をすべてとりかえすことができる、理論上は絶対に負けない必勝法であると言えます。
ただし、注意点として連敗が続いたら金額を倍にしていくので負けが続くと損失は莫大な額に膨らみます。連敗に耐えられる資金力、連敗を許容できる精神力が必要となります。
最初のベットで負けたら、次のベットでは最初のベットを2倍にしたチップを賭けます。以後勝てるまでベット額を倍倍にしていきます。
マーチンゲール法の使用例
簡単な状況を想定してマーチンゲール法の例を示します。
例:1ドル→2ドル→4ドル→8ドル→16ドル・・・
連敗がいくら続いても1勝するだけで収支は常に+1ドルになるのです。なお最初のベット額を5ドルなどにすると収支は最初のベット額分だけプラスとなります。
重要なポイントですが、事前に損切りする連敗数を決めておき損切りポイントに到達したら勇気を出して損切りするようにしましょう。
マーチンゲール法は使いこなすことができれば非常に強力な必勝法ですが、5連敗以降はかなり苦しくなるはずです。
オンラインカジノ初心者にありがちなミスにマーチンゲール法を絶対視しすぎて損失が許容範囲を超えてしまうことは誰もが通る道です。
バカラでツラが8連続することは割とよくあることです。マーチンゲール法でその反対に賭けていた場合損失は恐ろしいことになるので、必ず損切りは行うようにしてください。
マーチンゲール法のシミュレーション
ではマーチンゲール法の効果を確認するために、2種類のケースを想定してシミュレーションします。
想定する状況は、「実際の勝率が理論的な勝率を上回った」際のシミュレーションと「理論勝率を下回った」際のシミュレーションです。
実際の勝率が理論勝率を上回ったケース
まずは実際の勝率が理論勝率約50%を上回った状況でマーチンゲール法を活用した際のシミュレーションをしてみます。
シミュレーションの条件は以下に設定します。
軍資金 | 2,000円 |
---|---|
開始ベット額 | 100円 |
実際の勝率 | 70% |
以下の勝敗を想定してシミュレーションした結果を表にまとめます。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 100円 | 〇 | +100円 |
2 | 100円 | 〇 | +200円 |
3 | 100円 | 〇 | +300円 |
4 | 100円 | × | +200円 |
5 | 200円 | 〇 | +400円 |
6 | 100円 | × | +300円 |
7 | 200円 | × | +100円 |
8 | 400円 | 〇 | +500円 |
9 | 100円 | 〇 | +600円 |
10 | 100円 | 〇 | +700円 |
10ゲーム中、勝率70%で7勝3敗した場合、最終的に+¥700にて終了となりましたので、軍資金は35%増で合計2,700円まで増えました。
マーチンゲール法は負けた時に使用する手法なだけに、勝率が良い時はあまりマーチンゲール法を使う機会がありません。
資金をリスクに晒すことなく終了しましたが、連勝時のメリットは余りないのがマーチンゲール法です。
実際の勝率が理論勝率を下回ったケース
まずは実際の勝率が理論勝率約50%を下回った状況でマーチンゲール法を活用した際のシミュレーションをしてみます。
シミュレーションの条件は以下に設定します。
軍資金 | 2,000円 |
---|---|
開始ベット額 | 100円 |
実際の勝率 | 30% |
以下の勝敗を想定してシミュレーションした結果を表にまとめます。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|
1 | 100円 | × | -100円 |
2 | 200円 | × | -300円 |
3 | 400円 | 〇 | +100円 |
4 | 100円 | 〇 | +200円 |
5 | 100円 | × | +100円 |
6 | 200円 | × | -100円 |
7 | 400円 | 〇 | +300円 |
8 | 100円 | × | +200円 |
9 | 200円 | × | ±0円 |
10 | 400円 | × | -400円 |
10ゲーム中、勝率30%で3勝7敗した場合、最終的に-¥400にて終了となりましたので軍資金は20%減の合計1,600円となりました。
但し10ゲーム中7敗しても軍資金の減りは20%程度で抑えれており、負けが多いゲームでも1勝すれば必ず累計収支が「+100」になるので全体的な資金の減りは少なくなることが分かりました。
このシミュレーションからも分かるようにマーチンゲール法は「負け戦」で有効な必勝法であることが分かります。
マーチンゲール法の特徴
マーチンゲール法は負けているゲームには効果を発揮することが分かりましたが、他にはどのような特徴があるのでしょうか。
以下にマーチンゲール法のメリットとデメリットをまとめて順に詳しく解説します。
メリット
1勝すれば損失分を全て取り返せる
マーチンゲール法の成功確率は高い
デメリット
仮に連勝しても大きくは稼げない
連敗が続くとマーチンゲール法は継続不能になる
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法のメリットは、成功確率が高く、連敗が続いても1回の勝ちで損失を全額回収してかつ利益を出せることになります。
マーチンゲール法の成功確率は高い
勝率約1/2のゲームにおいて、連敗する確率というのはゲーム回数を重ねるごとに低くなっていく為、成功できる可能性が高いです。
例えばルーレットの赤に賭けたとして、黒が出続けるということは、ずっと続くわけではありません。それがいつなのか、とは確定出来なくても、理論上はいつかどこかのタイミングで必ず赤が出て成功できます。
例えば10連敗する確率が約0.1%ということは、理論上約99.9%の確率で11ゲーム目に勝てるということになります。
1勝すれば損失分を全て取り返せる
何連敗していようとも、1勝さえすればそれまでの負けを全部取り戻せること。
そして最初の賭け金分の利益が出るということが、マーチンゲール法において最大のメリットです。勝率約1/2のゲームにおいて、連敗する確率というのはゲーム回数を重ねるごとに低くなっていく為、成功できる可能性が高いのです。
マーチンゲール法が「理論上は必ず勝つ」と言われている理由は、連敗が続いたとしても1回の勝利で最初の賭け金分の利益を出すことができる為です。
マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法のデメリットとしては、大きく稼ぐことができず、連敗数が増えると継続できなくなることが挙げられます。
仮に連勝しても大きくは稼げない
シュミレーションの勝率70%で示した様に、マーチンゲール法では連勝したとしても、大きくは稼げません。
勝利している分資金をリスクに晒すことはありませんが、連勝してメリットがあまりないというのは少し惜しい気がしてしまいます。
連敗が続くとマーチンゲール法は継続不能になる
こちらはシュミレーションの勝率30%で示した様に、マーチンゲール法は理論上必ず成功できる必勝法だとしても、連敗して資金がベット額より下回ってしまえばマーチンゲール法を使用して継続する事は不可能になります。
たとえ勝率約1/2のゲームでも、いつ勝利できるかは誰にも分からないもの。その為敗時の損失額とベット額の増加し具合デメリットとなります。
また、ほとんどのカジノゲームではテーブルごとにベットできる上限額が決まっている為、ベットリミットの上限も確認しておかねばなりません。
なぜならマーチンゲール法を利用して連敗が続くとベット額が大きく膨れ上がっていきますが、次のベット額がその上限額を超えてしまうと、いくら資金があろうとも継続できなくなるのです。
つまり理論上マーチンゲール法はいつか成功しますが、実際にはベットリミットの壁がある、という事になります。
マーチンゲール法の応用方法
マーチンゲール法を使用するにあたり、注意すべき点と応用編について解説いたします。
損切りラインを明確に決めておく
シュミレーションでもご説明した通り、マーチンゲール法は連敗が続けばいつか資金が底を尽き、理論上「1回の勝利で最初の賭け金分の利益を出すことができる」と言われていても、ベットリミットにより叶わない可能性も大いにあります。
手持ち資金をすべて失ってしまってはリベンジすることもできませんので、あらかじめ損切りのタイミングは事前に決めておかなければなりません。
損切りのタイミングはプレイヤーの目標金額・資金によって異なりますので、ご自身の損切りタイミングを確定しておきましょう。
例えば、最大連敗数5回などです。
資金が¥10,000だった場合、¥100ずつベットしていくと¥10,000-¥3,100=¥6,900 まで減りますが、資金を取り戻す余力は残ります。
最大連敗数に達したら、こういったものは運もありますので、別の日に勝負を賭けましょう。
マーチンゲール法を改良して欠点を埋める
「逆マーチンゲール法」という別名を持つ「パーレー法」はご存じでしょうか。
パーレー法は「勝ったらベット額を倍に上げる」という、倍々ゲーム。勝った時のみベットサイズを上げる方法なのでリスクが比較的小さく、短時間で利益を出すことを目指した攻略法です。
性質が真逆のものを組み合わせることで、それぞれの弱点を相殺してしまう。
つまり、このパーレー法とマーチンゲール法2つを組み合わせて使うことで、それぞれの弱点を補いつつ、より勝利に近づける可能性が出てきます。
勝利時はパーレー法でより大きな利益を目指し、負けた時にはマーチンゲール法で損失を抑える、こうする事でマーチンゲール法が成功すると、パーレー法に失敗した時の損失を取り戻した状態に戻せるというやり方です。
マーチンゲール法とパーレー法の組み合わせ方は以下のような手順になります。
手順1 | 最初の勝負で勝った場合はパーレー法を発動、次の勝負ではベット額を倍 |
---|---|
手順2 | 設定した連勝回数に達するまではパーレー法を継続 |
手順3 | パーレー法の途中で失敗した場合は、一度リセットしマーチンゲール法を適応 |
手順4 | パーレー法を失敗した時の損失である「最初のベット額」をマーチンゲール法で回収 |
※「手順2」で連勝が続く場合はベット額を倍にしていき、3連勝できればリセットに。
では上記手順に沿ってマーチンゲール法とパーレー法のシミュレーションをしてみます。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 累計損益 | 必勝法 |
---|---|---|---|---|
1 | 100円 | 〇 | +100円 | パーレー法 |
2 | 200円 | × | -100円 | パーレー法 |
3 | 100円 | × | -200円 | マーチンゲール法 |
4 | 200円 | × | -400円 | マーチンゲール法 |
5 | 400円 | 〇 | ±0円 | マーチンゲール法 |
6 | 100円 | 〇 | +100円 | パーレー法 |
7 | 200円 | × | -100円 | パーレー法 |
8 | 100円 | × | -200円 | マーチンゲール法 |
9 | 200円 | × | -400円 | マーチンゲール法 |
10 | 400円 | × | -800円 | マーチンゲール法 |
11 | 800円 | × | -1,600円 | マーチンゲール法 |
12 | 1,600円 | 〇 | ±0円 | マーチンゲール法 |
13 | 100円 | 〇 | +100円 | パーレー法 |
14 | 200円 | 〇 | +300円 | パーレー法 |
15 | 400円 | 〇 | +700円 | パーレー法 |
パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせる事で途中どれだけ負けても、マーチンゲール法が成功した時に残高が±0に戻っています。
つまり、パーレー法に切り替わった時には損失が帳消しにされているので、パーレー法が成功した分だけ儲けられます。これならば、パーレー法で勝てなかった時のリスクを考えなくて良いといいう事になるのです。
パーレー法の詳細は「パーレー法の基礎と実践方法を詳しく解説」にまとめていますので参考にしてみて下さい。
マーチンゲール法のまとめ
マーチンゲール法は負けた時に倍賭けをしていく、というとてもシンプルな攻略法。
前ゲームと同じ分だけチップを増やせばよく、負けたら「勝つまで倍賭け」を繰り返せばいいという初心者でも使いやすい方法なのです。
「理論上は勝てる」と言われる勝率の高い攻略法ですが、ゲームの流れと手持ちの資産の額、各カジノゲームのベット額の上限などの制約がある以上「必ず勝てる」というわけではないので、十分に注意が必要です。
損切りラインをしっかりと決めてから、マーチンゲール法を使って勝負に挑みましょう。
マーチンゲール法は負けるたびに前回のベット額の2倍を賭けるだけの簡単なルールの戦略なので、初心者でも気軽に実践できます。
損失を抑えるのには効果的ですが、一度でも負けてしまうと利益がゼロになってしまうため、利益が出た時点で賭け金を最初の段階に戻すか、ゲームを切り上げるという工夫が必要となります。
マーチンゲール法はパーレー法(逆マーチンゲール法)と組み合わせることで、さらに効果を発揮します。
パーレー法は、マーチンゲール法とは逆に、勝った場合に賭け金を2倍に増やしていく戦略です。
パーレー法では、一度負けてしまうと、最初の賭け金が損失として確定してしまいますが、マーチンゲール法と組み合わせることによって、パーレー法で出た損失をマーチンゲール法で補うことができます。
グランパーレー法は、パーレー法をさらに利益が出やすいように改良した戦略です。
グランパーレー法では勝つたびに前回の賭け金の2倍+追加の賭け金を賭けます。
追加の賭け金は固定の金額で、プレイヤー自身で決めることができます。
パーレー法よりも利益が出やすいので手っ取り早く利益を増やしたい人におすすめです。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長