オスカーズグラインド法の使い方と実践方法を徹底解説【検証付】
オスカーズグラインド法は損失のリスクを減らして堅実に利益を積み上げていくカジノの必勝法で、カジノ上級者たちも使う合理的な攻略法の一つです。
オスカーズグラインド法は、もともとフランス人数学者のジャン・ル・ロン・ダランベールが確立した「ピラミッド法 (ダランベール法)」を改良した必勝法で非常に攻守のバランスが考えられていることが特徴です。上級者だけでなく、カジノ初心者もメンタルの負荷がかからず使いやすいのでおすすめです。
本記事では、オスカーズグラインド法とピラミッド法の違いや特徴、基礎的な使い方から効果検証などを詳しく解説します。
オスカーズグラインド法とは
オスカーズグラインド法とはシステムベットの一つで、大きな損失を出すことがないので初心者でも安心して使うことができます。一方で短期的に大金を稼ぐ戦略には向かいないので守備を固めてゆっくり攻めたい方に最適な必勝法です。
オスカーズグラインド法を簡単に要約すると、ゲームに勝った時はベット額を1単位上げて、負けた時にはベット額を変えず、次のゲームをプレイします。
このように進めることでベット額の大きな変動を防ぎ、確実に利益を積み上げることができます。
オスカーズグラインド法に最適なゲーム
オスカーズグラインド法は、ブラックジャックやバカラ、ルーレットのような勝率50%前後のカジノゲームには何でも使えるので汎用性の高いシステムベットと言えます。但し、ルーレットの場合には「赤/黒」「大/小」、シックボーも「大/小」のような勝率50%の賭け方のみを使ってプレイすることが前提になりますので、注意しましょう。
オスカーズグラインド法が最適な各カジノゲームの詳細は以下からご確認下さい。
オスカーズグラインド法とピラミッド法の違い
オスカーズグラインド法は、ピラミッド法 (ダランベール法)と混同されることが良くあり、使い方が非常に良く似ています。それはオスカーズグラインド法は、ピラミッド法を改良した必勝法であり、基本的な仕組みは同じことが挙げられます。
オスカーズグラインド法とピラミッド法の違いは以下のとおりです。
本ゲームで勝った時 | 本ゲームで負けた時 | |
---|---|---|
オスカーズグラインド法 | ベット額を1単位上げる | ベット額はそのまま |
ピラミッド法 | ベット額を1単位下げる | ベット額を1単位上げる |
オスカーズグラインド法は勝った時だけベット額を上げるので、損失を最小限に押さえることができ、ピラミッド法は、勝った時にはベット額を下げるので一度獲得した利益を失いにくいことが特徴として挙げられます。
オスカーズグラインド法の特徴
オスカーズグラインド法の特徴は安定性の高いバランスの取れた特性に多く見られます。
オスカーズグラインド法のメリットとしては、リスクが少なく初心者から上級者まで使いやすい必勝法が挙げられます。仮に1単位1,000円とした場合にオスカーズグラインド法で10連敗して10,000円を失う確率はわずか0.097%程度です。明らかに損失リスクは小さいことが分かります。
また、高い確率でプラス収支を出すことができます。普通にプレイして勝率50%前後のゲームでプラス収益にもっていこうとすると、負けた回数より勝った回数が多くならなければなりません。オスカーズグラインド法でプレイすれば勝った回数より負けた回数が多くなってもプラス収益となるケースがあります。従って2回に1回の確率で勝てるゲームで、負けた回数のほうが多くてもプラス収益が出るオスカーズグラインド法は、高い確率でプラス収益を出せることになります。
オスカーズグラインド法のデメリットとしては、やはり連勝しても利益が小さいことが挙げられます。後述しますがオスカーズグラインド法のルールには「プラス収益となった時点で1セット完了」となります。大金を稼ぐ為には、セット単位で勝ちづける必要があるので、大金を稼ぐための使用は合理的とは言えません。
また、オスカーズグラインド法は長期戦には向かない必勝法とも言えます。カジノも含めて全てギャンブルの還元率は100%以下に設定されているので、長くやればやるほどマイナス収益の確率が高まります。これは数学者ベルヌーイによって確立された「大数の法則」で証明されています。
カジノの基本はプラス収益の時に勝ち逃げが基本となるので、大きな利益を上げるためには何セットも勝たなければならないオスカーズグラインド法は長期戦には向きません。
以下にオスカーズグラインド法の特徴をまとめます。
メリット
損失のリスクが低い
高い確率でプラス収益を出せる
デメリット
利益が少ない
長期戦には向かない
オスカーズグラインド法の使い方
ここからはオスカーズグラインド法の具体的なやり方を解説します。
勝率50%前後のカジノゲームを選び、以下の4つのルールに沿ってプレイします。
1単位のベット金額を決定
本ゲームに勝てば、次のゲームで1単位ベット額を増やす
本ゲームに負ければ、次のゲームも本ゲームと同じベット額
「収支±0」又は「少しでも利益発生」の何れかで1セット完了
オスカーズグラインド法の使い方は上記4つのみです。次に実践で使う流れを解説します。
オスカーズグラインド法の実践方法
実際にオンラインカジノのプレイ画面を使ってオスカーズグラインド法を解説します。ランドカジノでも使い方は全く同じです。
今回はエルドアカジノのブラックジャックで実践してみたいと思います。
本解説では「1単位=100円」でとして、初期アカウント残高「1,200円」で開始します。
1ゲーム目
初回ゲームに100円(1単位)をベットしてプレイヤーはバーストしたので、負けです。アカウント残高は100円減って合計1,100円です。
ゲーム結果表をまとめると以下のようになります。
1ゲーム目 | 2ゲーム目 | 3ゲーム目 | 4ゲーム目 | ・・・・ | |
---|---|---|---|---|---|
賭け金 | 100円 | ||||
勝敗 | × | ||||
累計収支 | -100円 |
2ゲーム目
前回負けたので、2回ゲーム目も1ゲーム目と同様の100円をベットして、勝ちました。アカウント残高は100円増えて1,200円です。
ゲーム結果表をまとめると以下のようになります。
1ゲーム目 | 2ゲーム目 | 3ゲーム目 | 4ゲーム目 | ・・・・ | |
---|---|---|---|---|---|
賭け金 | 100円 | 100円 | |||
勝敗 | × | 〇 | |||
累計収支 | -100円 | ±0円 |
1セット完了
ここでオスカーズグラインド法は1セット完了です。先述したとおり、「収支±0」又は「少しでも利益発生」のどちらかでセットが完了します。今回の実践では前者の「収支±0」という終わり方となりました。
オスカーズグラインド法のシミュレーション
オスカーズグラインド法で使って以下3つケースを想定して検証します。
最初に連敗して後半で勝ちが続いたケース
勝ち負けを繰り返したケース
最初に勝ちが多いケース
CASE 01
まず、最初に連敗したケースを検証します。具体的には最初5ゲーム目まで連敗して10回目でセット完了を想定します。今回は単位表記で以下にシミュレーション表を作成します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金(単位) | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 |
勝敗 | × | × | × | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
累計収支 | -1 | -2 | -3 | -4 | -5 | -4 | -6 | -4 | -1 | +3 |
シミュレーション結果は4勝6敗、瞬間最大損失-6単位、最終収支+3
CASE 02
次に、勝ち負けを繰り返したケースを検証します。具体的には最初2ゲーム目は負けてその後、勝ったり負けたりを繰り返して8回目でセット完了を想定します。今回は単位表記で以下にシミュレーション表を作成します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金(単位) | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 | - | - |
勝敗 | × | × | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | - | - |
累計収支 | -1 | -2 | -1 | -3 | -1 | -4 | -1 | +3 | - | - |
シミュレーション結果は4勝4敗、瞬間最大損失-4単位、最終収支+3
CASE 03
早い段階で連勝したケースを検証します。具体的には最初2ゲーム目は負けてその後、2連勝して4回目でセット完了を想定します。今回は単位表記で以下にシミュレーション表を作成します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金(単位) | 1 | 1 | 1 | 2 | - | - | - | - | - | - |
勝敗 | × | × | 〇 | 〇 | - | - | - | - | - | - |
累計収支 | -1 | -2 | -1 | +! | - | - | - | - | - | - |
シミュレーション結果は2勝2敗、瞬間最大損失-2単位、最終収支+1
オスカーズグラインド法の考察
以上3つのケースでオスカーズグラインド法をシミュレーションしましたが、瞬間最大損失は-6単位でセット完了時の最高収支は+3単位という結果になりました。仮に1単位1,000円でプレイしたとすると、瞬間最大損失は-6,000円。セット終了時の最大利益は3,000円ということになります。
また、オスカーズグラインド法のシミュレーションから以下のことが言えます。
負け数が多くてもセット完了時は±0以上の収支となる
早い段階でセットが完了すると収支も少ない。
勝ち負けが交互に続くとセットが完了しないので、セット完了は2連勝が条件
オスカーズグラインド法の戦略的活用
オスカーズグラインド法の使用で最も注意しなければならないのが、長期戦となり後半に連敗が続くことで損失が拡大します。オスカーズグラインド法を有効的に活用する方法として早い段階でセットを完了させながら少ない利益を積み上げることです。
無理にセットを完了させようとすると命取りになりかねないので以下2点を常に意識しましょう。
最大損失許容額を決めて単位を変更
オスカーズグラインド法では、勝てば次のゲームで1単位増やして進めるルールですが、長期戦になって後半で連敗が増えた時に許容範囲を超えそうなら勝っても単位を増やさずに継続することも選択肢の一つとして頭の片隅い置いておきましょう。
特にブラックジャックやバカラのようなトランプを使用するカジノゲームには必ずシューの中にカードの偏りが発生します。
その結果、プレイヤー不利な状況が続くこともありますので、後半で連敗が続くようでしたら例え勝っても単位を上げずにゲームの流れがプレイヤー有利に転換するタイミングを待ちましょう。
損切りのタイミング
負けが続き損失が拡大してくると運資金の予算も底を尽きてきます。軍資金にまだ余裕があるときは上記のような方法でゲームの流れが変わるのを待てばよいのですが、運資金の残高に余裕がなくなってきたときは潔くセット完了を諦めて損切りすることも大切です。
損切りのタイミングはプレイヤー次第ですが、運資金の残金が全体の〇%になった時点で損切りすると決めておけば迷わなくて済みます。
オスカーズグラインド法のまとめ
オスカーズグラインド法の使い方や特徴は理解できたでしょうか。
オスカーズグラインド法はマーチンゲール法のように指数関数的に損失が増えていくことはありませんが、負けが続くとどうしても損失は少しずつ拡大していきます。オスカーズグラインド法で大切なことは、早い段階でセットを完了させること、そしてセットを積み重ねることでコツコツと利益を確保することです。
最後にオスカーズグラインド法の適したゲームの条件とルールをまとめておきます。
勝率50%前後のゲームを選ぶ
1単位のベット金額を決定
本ゲームで勝ったら次のゲームで1単位増やす
本ゲームで負けたら次のゲームのベット額も同額
「±0収支」又は「1以上の利益を確保」のどちらかでセット完了
オスカーズグラインド法を使ってルーレットやバカラ、ブラックジャックをプレイしたいかたは以下3つのオンラインカジノが最もおススメです。
無理やり使おうと思えば使えますが、オスカーズグラインド法のメリットが教授できるのは勝率2倍です。もし勝率3倍の賭け方で使う場合には他に適した必勝法がいろいろあります。オスカーズグラインド法を勝率3倍とかに使うのは合理的とはいえません。
通常、勝率2倍のゲームを10回プレイして収支をプラスにするためには、5回以上の勝ちが必要になります。オスカーズグラインド法を使えば、勝率50%のゲームで例え10回中3回しか勝てなくてもプラスになることがあります。従ってオスカーズグラインド法は勝率と収益の相関関係が崩れ、、プレイヤーにとって有利に働きます。
正直、答えはプレイスタイルや軍資金次第ですが、目安としては軍資金の50-70%を損切りラインとして、再度負けを取り戻し、その日は収支±0を狙うのがプロとしてのやり方です。カジノの上級者は当日の勝敗に動揺せず、ある一定期間の累計収益で考えます。従って「負けない」ことに意識しましょう。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長