ブックメーカー 凱旋門賞を大特集【オッズ解説】

ブックメーカー 凱旋門賞を大特集【オッズ解説】

世界最高峰の競馬レース「凱旋門賞」。競馬ファンだけでなく、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

凱旋門賞は毎年10月第1週目の日曜日にフランスで開催される世界最高峰の競馬レースの一つで、世界中の競馬ファンの祭典ともなっています。

凱旋門賞は日本馬も出場することから日本人にとっても注目のレースとなっており、年々注目度も増しています。またブックメーカー各社も凱旋門賞のオッズ予想には力を入れており、日本からでもオンラインで馬券を購入することができます。

本記事では、凱旋門賞の過去5年分のレース結果やブックメーカーが予想した2021年のオッズ、注目された馬などを解説します。

目次

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凱旋門賞の歴史

凱旋門賞の歴史

凱旋門賞は年に一度、フランスで開催される世界最高峰のレースの1つ

芝の世界一決定戦といわれており、ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤である10月の第1日曜日に開催されています。

距離はダービーと同じく中長距離とされる芝2400メートルで、スピードだけでなく、スタミナも要求されるレース。出走できるのは3歳以上の牡馬(ぼば)・牝馬(ひんば)で、せん馬(去勢された牡馬)には出走資格がありません。

ブックメーカー好きならご存知の方も多いと思いますが、イギリスは近代競馬の発祥の地であり、その歴史は16世紀からと実に古いです。

そして18世紀に入ってからは、フランスでも競馬が行われるようになりました。第一次世界大戦により衰退したフランス競馬を復興しようと、1920年に開催されたのが始まりで、今ではその年にヨーロッパ各地で活躍した馬だけでなく、世界中の競走馬が出走する国際的なレースとなっています。

世界的なレースですが日本調教馬も1969年に登場し、1972年には日本人馬主の所有馬が3頭も出走

2012年と2013年の2年に渡り、フランス語で「金細工師」を意味する「オルフェーブル」という名の日本馬が今までの最高順位である2着となりました。

多くの人々を魅了し、日本人にも馴染みの深いレースとなったのです。地上波、CS(BS)、ラジオなどで生放送されるので、日本からも応援することが可能です。

凱旋門賞を制覇することは、日本競馬界の悲願となっています。

【2021年凱旋門賞】ブックメーカーのオッズとレース結果

2021年は10月3日に行われ、日本から出走した2頭は7着が最高となりました。

では、そのレース結果とオッズを見ていきましょう。

凱旋門賞のレース結果

2021が10月3日にロンシャン競馬場で行われた記念すべき第100回凱旋門賞は、10年振りにドイツ調教馬であるトルカータタッソが優勝となりました。

同馬に設定されたブックメーカーオッズは73.0倍で、出走馬の中では2番目に高いオッズとなっていました。

日本の出走馬はクロノジェネシスが7着とディープボンドが14着という結果に。


出場場 倍率
01着 トルカータタッソ 73.0倍
02着 タルナワ 5.0倍
03着 ハリケーンレーン 4.0倍
04着 アダイヤー 4.6倍
05着 シリウェイ 59.0倍
06着 スノーフォール 4.8倍
07着 クロノジェネシス 10.0倍
08着 バブルギフト 59.0倍
09着 アレンカー 23.0倍
10着 モジョスター 47.0倍
11着 ブルーム 57.0倍
12着 ラービアー 25.0倍
13着 ベイビーライダー 93.0倍
14着 ディープボンド 24.0倍
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ブックメーカーの予想オッズ

凱旋門賞2021においてウィリアムヒルで公開され、有力とされていたオッズの順位はこちらとなります。

優勝したトルカータタッソは出走馬の中では2番目に高い73.0倍でした。


出場場 倍率
01位 アダイヤー 3.50倍
02位 タルナワ 3.75倍
03位 ハリケーンレーン 5.50倍
04位 スノーフォール 7.00倍
05位 クロノジェネシス 10.00倍
06位 ラービア 21.00倍
07位 ラブ 26.00倍
08位 アレンカー 26.00倍
09位 ディープボンド 29.00倍
10位 シーリウェイ 34.0倍
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注目された外国馬と日本馬

1位の最も低い3.5倍のオッズが設定されたのは、エプソムダービー覇者であり今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したアダイヤー

父フランケル、母父ドバウィという超良血の3歳馬で、名門ゴドルフィンの所有馬です。

オッズ10.0倍前後が設定されていた同馬ですが、キングジョージでラブやミシュリフといった強豪古馬を相手に勝利したことにより、一気にオッズも下がりました。

2位のタルナワは3歳時は英オークスで11着と大敗するなど、目立った成績を挙げていませんでした。

しかし昨年はヴェルメイユ賞、オペラ賞、さらには米G1ブリーダーズCターフで勝利するなど大活躍。今シーズンは遅れたものの8月にG3戦で始動し、6馬身半差で圧勝。続くG1愛チャンピオンSでも2着に入ったことにより、着実に調子を上げているので、タルナワに3.75倍という低いオッズが設定されたのです。

5.5倍のオッズが付いた3位のハリケーンレーンは英ダービー前哨戦となるダンテSで勝利して注目されるも、本番のダービーで3着に敗戦。

しかし、続く愛ダービーで自身初となるG1タイトルを獲得すると、凱旋門賞と同じ舞台で行われる3歳G1戦パリ大賞でも圧勝。

さらに、日本の菊花賞のモデルとなったイギリスのG1戦セントレジャーSを勝利したことで再度評価を高めています。

続く4位は7.0倍のオッズが設定されたのが、スノーフォール。日本でも大きな話題となりましたが、スノーフォールは日本のノーザンファームで生産された馬で、父はディープインパクト。ディープの血を欧州に持ち込むためにクールモアが繁殖牝馬を日本に送って種付けした1頭で、英オークスを同レース史上最大となる16馬身差で圧勝。

7月に行われた愛オークスでも8馬身1/2差で快勝しました。8月に行われたヨークシャーオークスでも古馬を相手に4馬身差を付けて勝利したことで、その強さは確信的なものに。

長い間、ブックメーカーのオッズでも1番手にいましたが、トライアルとなるヴェルメイユ賞で2着と敗れたことで2番手に陥落という結果に。

一方日本馬は7着となったクロノジェネシスがオッズ10.0倍の5位に。昨年は宝塚記念と有馬記念というビッグレースを2勝し、JRA特別賞を受賞しました。

2500mの有馬記念を勝利したことで距離適性は証明されており、京都記念や宝塚記念を重い馬場で勝利し、低いオッズ設定となったのです。

そして29.0倍のオッズが設定されたのが14着となったディープポンド。

父ディープインパクト(3着入線)、父キズナ(4着)に続き親子3代での凱旋門賞出走に。凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞を逃げきり勝ちしたことにより、海外での評価も上がってオッズが大きく下がりました。

今後も楽しみな1頭です。

【2020年凱旋門賞】レース結果

2020年10月4日に開催された第99回凱旋門賞は、C.デムーロ騎手が騎乗する5番人気のソットサスが優勝で、勝ちタイムは2:39.30。

クビ差の2着はR.トーマス騎手が騎乗する4番人気のインスウープが入着し、さらに1馬身3/4差の3着にはP.ブドー騎手が騎乗する3番人気のペルシアンキングが入着。

優勝したソットサスは昨年の凱旋門賞では3着に敗れており、雪辱を果たす形となりました。

2020年凱旋門賞のレース結果

2020年凱旋門賞のレース結果は以下のようになっています。

順位 競走馬 馬番 性齢 騎手 直前オッズ
01 ソットサス 牡4 C.デムーロ 7.50倍
02 インスウープ 12 牡3 R.トーマス 10.00倍
03 ペルシアンキング 牡4 P.ブドー 9.50倍
04 ゴールドトリップ 10 牡3 S.パスキエ 34.00倍
05 ラービア 15 牝3 M.ギュイヨン 10.00倍
06 エネイブル 牝6 L.デットーリ 2.20倍
07 ストラディバリウス 牡6 O.ペリエ 5.50倍
08 ディアドラ 牝6 J.スペンサー 51.00倍
09 ウェイトゥパリス 牡7 I.メンディザバル 29.00倍
10 ロイヤルジュリアス 牡7 S.フォーリー 126.00倍
11 シャシュナック 11 牡3 T.ピッコーヌ 101.00倍
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【2019年凱旋門賞】レース結果

2019年10月6日に開催された第98回凱旋門賞。

フランス調教馬のヴァルトガイストが優勝し、残り100メートル手前まではエネイブルが先頭に立って後続を引き離しにかかっていた為、誰もが3連覇達成の瞬間に胸を躍らせた中での大どんでん返しという結果に。2017年・2018年と凱旋門賞を連覇していたエネイブルは2着に敗れ、3連覇を逃しました。

そして続いて接近していたソットサスとジャパンが3・4着となりました。

2019年凱旋門賞のレース結果

2019年凱旋門賞のレース結果は以下のようになっています。

順位 競走馬 馬番 性齢 騎手 直前オッズ
01 ヴァルトガイスト 牡5 P.ブドー 13.00倍
02 エネイブル 牡5 L.デットーリ 1.60倍
03 ソットサス 12 牡3 C.デムーロ 7.00倍
04 ジャパン 牡3 R.ムーア 7.00倍
05 マジカル 牝4 D.オブライエン 10.00倍
06 ソフトライト 11 牝3 武 豊 101.00倍
07 キセキ 牡5 C.スミヨン 81.00倍
08 ナガノゴールド 牝5 M.バルザローナ 34.00倍
09 フレンチキング 牡4 O.ペリエ 41.00倍
10 ガイヤース 牡4 W.ビュイック 13.00倍
11 ブラストワンピース 牡4 川田 将雅 67.00倍
12 フィエールマン 牡4 C.ルメール 29.00倍
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【2018年凱旋門賞】レース結果

2018年10月7日に行われた第97回凱旋門賞はロンシャン競馬場に戻り、エネイブルの2連覇で幕を閉じました。

鞍上の凱旋門賞6勝目であり、異なる2つの競馬場で凱旋門賞勝利を果たしたという事になりました。

ゴール前で並んだシーオブクラスが2着、3着に昨年の2着馬クロスオブスターズという結果となりました。

2018年凱旋門賞のレース結果

2018年凱旋門賞のレース結果は以下のようになっています。

順位 競走馬 馬番 性齢 騎手 直前オッズ
01 エネイブル 10 牡4 L.デットーリ 1.70倍
02 シーオブクラス 19 牡4 J.ドイル 6.30倍
03 クロスオブスターズ 牡5 V.シュミノー 56.80倍
04 ヴァルトガイスト 牡4 P.ブドー 6.20倍
05 カプリ 牝4 D.オブライエン 70.10倍
06 サルウィン 牝4 O.マーフィー 226.00倍
07 キューガーデンズ 13 牡3 R.ムーア 10.00倍
08 ネルソン 17 牝3 M.ハシー 431.00倍
09 スタディオブマン 14 牡3 S.パスキエ 55.50倍
10 マジカル 18 牡3 W.ローダン 164.00倍
11 ウェイトゥパリス 牡5 G.モッセ 280.00倍
12 ティベリアン 牡6 W.ビュイック 431.00倍
13 タリスマニック 牡5 M.バルザローナ 34.90倍
14 パタスコイ 12 牡3 O.ペリエ 44.80倍
15 デフォー 牡4 A.アッゼニ 117.00倍
16 ハンティングホーン 16 牡3 S.ヘファナン 136.00倍
17 クリンチャー 牡4 武豊 8.60倍
18 ヌフボスク 11 牡3 C.デムーロ 57.70倍
19 ルイドール 15 牡3 A.アムラン 465.00倍
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【2017年凱旋門賞】レース結果

2016年に続きシャンティイ競馬場での代替開催となり、2017年10月1日に行われた第96回凱旋門賞。

エネイブルが力強く抜け出して優勝。2馬身半離れた2着にクロスオブスターズ、さらに1馬身1/4遅れた3着がユリシーズという結果に。

日本から挑戦したサトノダイヤモンドは15着、サトノノブレスは16着に敗退しました。

2017年凱旋門賞のレース結果

2017年凱旋門賞のレース結果は以下のようになっています。

順位 競走馬 馬番 性齢 騎手 直前オッズ
01 エネイブル 17 牡3 L.デットーリ 1.80倍
02 クロスオブスターズ 牡4 M.バルザローナ 21.20倍
03 ユリシーズ 牡4 J.クローリー 13.00倍
04 オーダーオブセントジョージ 12 牡5 D.オブライエン 11.30倍
05 ブラムト 14 牝3 C.デムーロ 20.20倍
06 チンギスシークレット 牝4 A.デフリース 15.90倍
07 イキートス 11 牡5 A.シュタルケ 167.00倍
08 アイダホ 牝4 S.ヘファナン 117.00倍
09 ウィンター 18 牡3 R.ムーア 9.00倍
10 ザラック 牡4 C.スミヨン 41.20倍
11 ワンフットインヘヴン 牡5 J.ドイル 300.00倍
12 ドーハドリーム 牡4 G.ブノワ 284.00倍
13 プリュマティック 16 牡3 M.ギュイヨン 301.00倍
14 セブンスヘブン 13 牡4 P.スマレン 137.00倍
15 サトノダイヤモンド 牡4 C.ルメール 6.10倍
16 サトノノブレス 10 牡7 川田将雅 67.90倍
17 カプリ 15 牡3 W.ローダ 28.00倍
18 シルバーウェーヴ 牡5 P.ブドー 274.00倍
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まとめ

世界中の競馬ファン注目の祭典である凱旋門賞。

日本人も賭ける人が年々増えています。もちろん参戦する日本馬に応援として賭ける人もいますし、しっかり予想して高額ベットで海外馬を狙っていく人も多数です。

毎年、レースが終わった直後から翌年のオッズが用意され、開催日である10月1週目の日曜が近づくにつれてどんどん盛り上がっていく凱旋門賞ですが、競馬好きならば、この一大イベントを楽しまないわけにはいきません!

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CasinoTopsOnline編集部

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監修: 和希愛

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