バカラでモンテカルロ法の具体的な使い方と注意点を徹底解説
バカラで使えるモンテカルロ法の具体的な使い方や実践方法、使用上の注意点などを分かりやすく解説します。
モンテカルロ法はリスクを押さえて少しずつ利益を積み重ねることができる堅実なカジノ必勝法の一つ。
モンテカルロ法は数学的にも効果の高さが証明されており、更にアメリカンモンテカルロ地区のカジノを破産に追い込んだという実証例まで存在します。
ただ、モンテカルロ法は複雑な数例を使用して毎回の賭け金を決めるので、他のカジノ必勝法より練習量が必要です。また、ある一定のルールに従って、紙とペンで記録を付けながらゲームを進めるので、オンラインカジノ向けの必勝法と言えます。
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法はかつてアメリカモナコ公国に存在したランドカジノを破産に追い込んだという逸話も残っているほど、効果抜群のカジノ必勝法です。
実際にオンラインカジノでモンテカルロ法を使えば、感覚的に効果の高さが分かるかと思います。
モンテカルロ法は数列を使ったカジノ攻略法で、損失を抑えながら利益を生むことができるという特徴があります。モンテカルロ法はやや複雑なので、慣れないうちはメモを取りながら実践してみましょう。
オンラインカジノは自宅で一人でプレイできるので、ランドカジノよりモンテカルロ法を実践するのに特に適した環境と言えます。
モンテカルロ法の使えるゲーム
モンテカルロ法は、配当「2倍」と「3倍」のカジノゲームに使えるので、汎用性にも優れています。
配当が2倍のゲームは、ブラックジャックや、バカラのプレイヤーかバンカーにベットする賭け方のように、相手と自分の2人で戦うゲームや、ルーレットの赤黒賭け(Red Black)、奇数偶数賭け(Odd Even)、前半後半賭け(Hi Low)などのゲームのことを指します。
配当が3倍のゲームは、ルーレットダズンベット(1〜12、13〜24、25〜36に賭けること)やコラムベット(1から始まる縦一列と2から始まる縦一列、3から始まる縦一列のいずれかに賭けること)などのゲームを指します。
ただ、モンテカルロ法の使用方法は、「配当が2倍のゲーム」と「配当が3倍のゲーム」で異なりますので、ここでは「2倍ゲーム」と「3倍ゲーム」の両パターンを具体的にご説明します。
モンテカルロ法の特徴
モンテカルロ法は、配当倍率が「2倍と3倍」の賭け方に使えることから、ほぼ全てカジノゲームに応用することができます。使い方は少し複雑ですが、覚えてしまえば汎用的に応用できることが特徴として挙げられます。
また、モンテカルロ法は「勝率50%以下」でも利益を出すことができるので、稼げる可能性が高くなります。ルーレットの「Red/Black(赤黒)」に賭ければ、理論勝率は約50%ですが、モンテカルロ法を使えば実践の勝率が50%を下回っても利益を出すことができます。
モンテカルロ法の使い方
モンテカルロ法の具体的な使い方を説明する前に全体像を知っておきましょう。
モンテカルロ法は予め決めた1単位のベット金額を基準にして、賭け金を変えながらゲームを進めていきます。そして各ゲームの勝敗結果に応じてメモの数列を追加・削除しながら「数列が無くなる、又は1つ」になるまで続けます。
また各ゲームの賭け金は、増えたり減ったりするメモの数列から判断することになります。
このようにして「数列が無くなる、又は1つ」になった時点でモンテカルロ法の1セットが終了します。
2倍モンテカルロ法の使い方
2倍配当のモンテカルロ法は基本となるので、2倍配当のモンテカルロ法を確実に覚えましょう。
では、まずモンテカルロ法を2倍配当のゲームに使う具体的な手順を解説します。
手順1【1単位の金額を決定】
まずは1単位の賭け金を設定します。
この1単位ベット額はご自分の軍資金やプレイスタイルによって変わるので適正金額はありません。1単位のベット額を増やすと、利益も大きくなりますが、瞬間的な損失額も増えることになります。あくまで目安ですが、軍資金が20,000円以下なら1単位=$1(≒100円)程度がおススメです。
手順2【開始時の数列をメモ】
次に、ゲーム開始時の数列をメモ用紙などにメモします。
2倍配当のモンテカルロ法は常に開始数列が「1,2,3」となりますので、メモ用紙に「1,2,3」と書いておきます。
ちなみにゲームを開始すると、右方向に数列が増えていきますのでメモの余白を取っておきましょう。
手順3【賭け金を確認】
そして次に現状の数列から次ゲームの賭け金を判断します。
賭け金の判断方法は、「数列の両端の数字を足した金額」×「1単位の金額」となります。
仮に1単位$1に設定した場合、初回のゲームでは「4(1+3)」×「$1」となるので、「$4」を賭けることになります。また、このルールは初回ゲームだけでなく、常に同じなので例えば10ゲーム目が終了した時点の数列が「2,3,5,7,9,11」となっていれば11ゲーム目の賭け金は「13(2+11)」×「$1」となり、「$13」を賭けることになります。
手順4-a【ゲームに負けた時の数列処理】
では、ゲームに負けた時の数列の処理方法を説明します。
ゲームで負けてしまった際には、数列の右側に直前のゲームで賭けて負けた金額を並べて記載します。仮に初回ゲームで負けたら数列は「1,2,3,4」のようになります。
この負けた時の処理も初回ゲームだけでなく、常に同じなので先ほどの例の続きで言うと、10ゲーム目終了時点の数列が「2,3,5,7,9,11」で、11ゲーム目に「$13」を賭けて負けると、数列は「2,3,5,7,9,11,13」のようになります。
手順4-b【ゲームに勝った時の数列処理】
次にゲームで勝った時の数列の処理方法を説明します。
ゲームで勝った時には、数列の両端の数字を1個ずつ消します。もし初回ゲームで勝てば、「1,2,3」から両端の「1と3」を横線で消します。
この勝った時に処理も初回ゲームだけでなく、常に同じです。
上図のように「1,2,3,4,5,6」の状況では次のゲームで「$7」を賭けます。ここで勝てば、両端の「1と6」に横線を引くなりして消してやります。
手順5【モンテカルロ法のセット完了】
そして数列の数字が最後1個になるか、全て消えればモンテカルロ法の1セットが終了します。
仮に初回ゲームで勝てば、「1,2,3」から両端の「1と3」を消すので数列には「2」が残ります。この時点でモンテカルロ法の1セット終了です。
以上が2倍モンテカルロ法の具体的な使い方です。
3倍モンテカルロ法の使い方
モンテカルロ法は3倍配当のゲームや賭け方にも応用することができ、基本的な使い方は2倍配当のモンテカルロ法と同じですが、「ゲームに勝った時の処理」だけが少し異なります。
3倍配当のモンテカルロ法では、勝った時に両端の数字を2個ずつ消しますので、1回勝てば合計4個の数字を消すことになります。
上図の例で言うと、現在の数列が「1,2,3,4,5」です。
次のゲームで「$6」を賭けて勝てば、左端から「1と2」、右端から「4と5」を消すので、「3」だけが残り、モンテカルロ法のセットが完了します。
このように3倍モンテカルロ法では一度勝てば合計4個の数字を消せますが、勝率は2倍配当より低いので、数列の増え方は早くなります。
バカラでモンテカルロ法の実践方法を解説
モンテカルロ法の基礎が分かったところで、次に実践でモンテカルロ法の流れを説明します。
ここでは「カジノシークレット (Casino Secret)」のライブバカラを使って、2倍配当のモンテカルロ法をお見せします。
また、ここでは「1単位=$1」で進めます。
初回ゲームで勝った場合
まずは、いきなり初回ゲームで勝った時の処理です。
手順1【最初のメモを用意】
まずはゲームを始めるために以下のようなメモを用意します。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | $62.10 |
1 | 1,2,3 | $4 |
そして「$4」を賭けて1ゲーム目を始めます。
手順2【1ゲーム目終了時】
バカラの初回ゲームで「$4」賭けて勝ちましたので、「$8」の払い戻しを受けて、メモは以下のようになります。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | $62.10 |
1 | $4 | 〇 |
数列の両端が消えて、最後「2」だけが残ったので、モンテカルロ法のセット完了です。
初回ゲームで負けた場合
次に初回ゲームで負けた時の処理です。
手順1【1ゲーム目終了時】
バカラの初回ゲームでPLAYER(プレイヤー)」に「$4」賭けて負けましたので、メモは以下のようになります。1ゲーム目で負けたら直ぐに、2ゲーム目の賭け金までは記入しておきましょう。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | $66.10 |
1 | 1,2,3 | $4 | × | $62.10 |
2 | 1,2,3,4 | $5 |
そして2ゲーム目は「$5」を「PLAYER(プレイヤー)」に賭けます。
手順2【2ゲーム目終了時】
バカラの2ゲーム目でPLAYER(プレイヤー)」に「$5」賭けて負けましたので、メモは以下のようになります。2ゲーム目で負けたら直ぐに、3ゲーム目の賭け金までは記入しておきましょう。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | $66.10 |
1 | 1,2,3 | $4 | × | $62.10 |
2 | 1,2,3,4 | $5 | × | $57.10 |
3 | 1,2,3,4,5 | $6 |
そして3ゲーム目は「$6」を「PLAYER(プレイヤー)」に賭けます。
手順3【3ゲーム目終了時】
バカラの3ゲーム目でPLAYER(プレイヤー)」に「$6」賭けて負けましたので、メモは以下のようになります。3ゲーム目で負けたら直ぐに、4ゲーム目の賭け金までは記入しておきましょう。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | $66.10 |
1 | 1,2,3 | $4 | × | $62.10 |
2 | 1,2,3,4 | $5 | × | $57.10 |
3 | 1,2,3,4,5 | $6 | × | $51.10 |
4 | 1,2,3,4,5,6 | $7 |
このようにして、モンテカルロ法では勝ったら両端の数字を消して、負けると、数列を右に増やしながら進めていきます。
モンテカルロ法のシミュレーション
前項で使用手順を理解していただきました。次に実際にモンテカルロ法を使用したシミュレーションを使い、どのように利益が出るのかを確認していただきます。
シミュレーションの前提は以下の通りです。
※1ユニットの金額は1ドル
※「配当が2倍のゲーム」用のモンテカルロ法を使用
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 1,2,3 | $4(1+3) | × | -$4 |
2回目 | 1,2,3,4 | $5(1+4) | × | -$9 |
3回目 | $6(1+5) | 〇 | -$3 | |
4回目 | $6(2+4) | 〇 | +3 |
本シミュレーションでは4回目のゲームで勝ち、数列の「2」と「4」が消えて「3」だけとなったため、モンテカルロ法が成功し $3の利益が確定しました。
更に詳しくモンテカルロ法の有効性を知りたい方は「モンテカルロ法の徹底分析 | シミュレーションで効果を検証」をご確認ください。
モンテカルロ法の注意点
モンテカルロ法は数列に合わせて賭け金を調節することで、損失を抑え、利益が出やすい堅実な攻略法です。人気のある攻略法ですが、すべてのプレイヤーに適しているとは限りません。またモンテカルロ法は連敗が続くことで損失も徐々に拡大するので、適切に使うことが大切です。
そこでモンテカルロ法を実践する際に知っておくべき、注意点を紹介します。
モンテカルロ法は損切りも視野に入れて活用
モンテカルロ法は、マーチンゲール法のような1回の勝ちで過去の損失を全額回収できるわけではなく、複数の勝ちを積み重ねて徐々に損益分岐に近づける必勝法なので、5回に1回程度しか勝てなければ、必然的に損失は増えていきます。
そこでモンテカルロ法では損切りのラインを決めておくことが大切です。
以下は5回に1回勝った時のシミュレーション結果です。
ゲーム数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗結果 | 累計収支 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 1,2,3 | $4 | × | -$4 |
2回目 | 1,2,3,4 | $5 | × | -$9 |
3回目 | 1,2,3,4,5 | $6 | × | -$15 |
4回目 | 1,2,3,4,5,6 | $7 | × | -$22 |
5回目 | 1,2,3,4,5,6,7 | $8 | 〇 | -$14 |
6回目 | 2,3,4,5,6 | $8 | × | -$22 |
7回目 | 2,3,4,5,6,8 | $10 | × | -$32 |
8回目 | 2,3,4,5,6,8,10 | $12 | × | -$44 |
9回目 | 2,3,4,5,6,8,10,12 | $14 | × | -$58 |
10回目 | 2,3,4,5,6,8,10,12,14 | $16 | 〇 | -$42 |
11回目 | 3,4,5,6,8,10,12 | $15 | × | -$57 |
12回目 | 3,4,5,6,8,10,12,15 | $18 | × | -$75 |
13回目 | 3,4,5,6,8,10,12,15,18 | $21 | × | -$96 |
14回目 | 3,4,5,6,8,10,12,15,18,21 | $24 | × | -$120 |
15回目 | 3,4,5,6,8,10,12,15,18,21,24 | $27 | 〇 | -$93 |
1単位=$1でモンテカルロ法を使って規則的に1/5で勝った場合、15ゲーム目で損失が「-$93」となり、初回のベット額の23倍以上の損失が出ることになります。
従ってモンテカルロ法を使用する際には許容できる最大損失額を決めておき、そこに到達した時点で潔く損切りすることが大切です。
モンテカルロ法で稼ぐためには長期戦を覚悟
モンテカルロ法は、マーチンゲール法のように一度勝てば損失を取り戻せるタイプの、即効性のある攻略法ではありません。
コツコツ利益を積み上げていくタイプで長期戦が見込まれるため、利益が出るまでに時間がかかります。
モンテカルロ法は他の攻略法と比べ、計算式が難しいため、長期戦を行うには集中力が必須です。
モンテカルロ法を実践で使うには練習量が必要
モンテカルロ法では数列を使用する必要があるため、慣れが必要です。メモを取らずにモンテカルロ法を使うことは容易ではないため、ランドカジノに不向きと言えます。
しかし、自宅で気軽にゲームができる、オンラインカジノでは問題ありません。モンテカルロ法に慣れるためには、オンラインカジノで経験を積むことをおすすめします。
モンテカルロ法のまとめ
カジノで安定して利益を出すことは容易ではありません。
しかし、理論上負けないとされ、高い有効性が確立されているモンテカルロ法を活用すれば、間違いなく勝率がアップします。
自分のペースでプレイできるオンラインカジノでは、メモを取りながらプレイしてもOKなので、慣れるまで何度もモンテカルロ法を練習することができます。
当サイトに記載されているオンラインカジノには、モンテカルロ法を実際に試すのに最適なゲームが多数あります。デモモードでは無料でお試しプレイができるため、モンテカルロ法をシミュレーションして、自信をつけたら実際に入金してリアルマネーでチャンレンジしてみても良いでしょう。
モンテカルロ法が成功したら、そこで切り上げても良いですし、再度新たな数列を使って最初から繰り返すこともできます。一見複雑そうなモンテカルロ法ですが、手順に沿って実践すれば初心者でもすぐに身に付けることができます。
上級者は他の戦略と組み合わせることでさらにゲームを有利に進めることができます。
モンテカルロ法のよくある質問
モンテカルロ法は3倍配当にも2倍配当のゲームにも有効な戦略ですが、2倍配当のゲームで実践するにはルールが少し変わり、勝つたびに数列の両端の数字を消すのではなく、両端の数字を1つずつ消す必要があります。
そのため、2倍配当のゲームでモンテカルロ法を使うと、より時間がかかり、利益を出すスピードが遅くなりますので、どちらかというと3倍配当のゲームで実践する方がおすすめです。
モンテカルロ法は、かつてモナコ公国のモンテカルロカジノでプレイヤーが実践して、その結果がカジノを破綻に追い込んだという言い伝えがあるほど効果抜群の戦略で、理論上、負けなしとされています。
モンテカルロ法を正しく実践すれば最終的には必ず利益を得られますが、実際は負けが続くことで資金が膨れ上がったり、ベット上限を超えてしまうことで上手くいかないこともあるので注意が必要です。
モンテカルロ法はカジノゲームのみでしか通用しない戦略ではありません。
オッズが2倍前後または3倍前後であれば、スポーツベットでも効果を発揮します。
ただし、スポーツベットの場合、試合の勝ち負けが判明するのに時間がかかるため、最終的に利益を出すには長期戦が予想されます。
CasinoTopsOnline編集部
監修: 和希愛
編集長